Shopifyのバックエンド業務をFileMakerとのAPI連携で実現!
Claris FileMaker(以下、FileMaker)は、Filemaker Date APIを利用することで、WEBや他のアプリとデータを連携させることが可能です。今回は、FileMakerとECプラットフォーム「Shopify」のAPI連携事例についてご紹介します。
Shopifyとは
Shopifyとは、本格的なネットショップを開設できるクラウド型のECプラットフォームです。ノーコードで開発できるため、初心者の方でも簡単に自分のネットショップを開設可能。また、初期費用がいらず月額課金制という導入のしやすいことから、幅広い層から支持を得ており、EC事業者向けのプラットフォームでは世界No.1のシェアを誇ります。
デザイン性・カスタマイズ性の高さから、個人事業主はもちろんのこと、大手企業も自社のECサイトをShopifyで構築されていますね。
Shopifyの魅力はAPIの豊富さ
Shopifyの魅力は、なんといってもAPIが豊富なことではないでしょうか。Shopifyはアプリ開発者用に様々なAPIを提供しているため、FileMakerをはじめ、様々なシステムやアプリとの連携を柔軟に実現することが可能です。
なお、ShopifyにはこれらAPIを活用した6,000種を超える”アプリ”と呼ばれる拡張機能があります。一からシステムを構築しなくても、無料・有料で機能を拡張できることも、多くの企業から支持される理由でもあるでしょう。
FileMaker × Shopify事例
それでは、FilemakerとShpoifyでの開発事例をみてみましょう。
Shopify × FileMaker = デリバリーシステム
こちらは弊社、株式会社Pepoの事例です。新潟市にある「からあげ専門店とりっこ」様は、新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響から、デリバリー事業に参入することにしました(※2022年8月でデリバリー事業は終了)。
オンラインと電話から注文可能なデリバリーサービスを導入したいというご要望から、注文サイトを「Shopify」で構築し、店頭での注文管理システムをFileMakerで開発されています。
注文を受け付けるShopifyと、店舗内の注文・配達を管理するFilemakerをAPI連携させることで、注文→店舗内管理→配達をiPadやiPhoneを活用して一元化させています。
ちなみに、こちらの事例をもとに作成した「出前管理アプリ」は、Clairs FileMakerのサンプルAppとして公開されていますので、ぜひご覧ください。
Shopify × FileMaker = ECサイトと店舗の会員・在庫管理
IC株式会社様が「Claris オンライン事例セミナー」で紹介した事例です。
クライアントである書店は、同じ建物内にもコワーキングスペースやデザイン会社、バーなども運営されており、それぞれの会員を一元管理することと・書店のオンラインショップの売上を強化することを課題とされていました。
書店のオンラインショップはShopifyでECサイトで構築させ、店頭で使用していたスマレジを、Claris FileMakerとAPIで繋ぐことで、商品情報や在庫管理を一元管理させています。
また、Filemakerからは「GoogleBooks APIs」を利用して、書籍のタイトル/サブタイトルやと著者、書籍の説明、サムネ画像などGoogleブックスにある情報を自動で取得させています。いちいち商品掲載のための詳細情報を入力する必要がないため、かなり利便性が高そうですね。
Filemakerで自由度の高いバックエンドシステムを
先にご紹介した通り、Shopifyにはすでに多機能なアプリが提供されていますので、それらを活用することで機能を拡張していくことができます。
ただ、「複数の業務を連携・一元管理したい」「欲しい拡張アプリがない」などでお困りの方は、ぜひFileMakerでShopifyのバックエンド業務システムを開発することも検討してみていただきたいです。
FileMakerは、自社が「欲しい機能だけ」を「自由」に構築していくことが可能です。ShopifyとのAPI連携で、業務効率を飛躍させませんか?
▼FileMakerについてはこちらをお読みください▼
▼参考サイト▼
弊社ではFileMakerを主軸としたシステム開発で、業務の課題改善をサポートしています。「複数のシステムを一元化させたい」「今Excelでやっている業務の管理を少しでも楽にできないかな?」など、小さなことでも結構です。お気軽にお問合せください。
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