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“FileMaker“というローコード開発ツールについてのおはなし。

弊社では、FileMakerというローコード開発ツールで、企業の業務システム開発することを得意としています。

とはいえ、「FileMaker」と聞いて、パッとイメージできる方もそこまで多くはないのでは・・・そこで、改めて「FileMaker」とはどんなものなのか、ご紹介したいと思います。


【本題の前に】ローコード/ノーコード開発とは

ローコード開発ツールであるFileMakerについてお話する前に、まずは「ローコード/ノーコード開発ツール」について簡単にお話します。

開発言語を知らなくてOK。直感的な操作でシステム開発が可能。

ノーコード、ローコードとは、プログラム開発言語を使ったコーディングを全く、あるいはほとんどすること無くアプリケーションの開発を行うことを指します。

いまさら聞けない、ノーコード・ローコードが注目されるワケ

つまり、Python、PHP、Shell、CSSというようなプログラミングの開発言語を勉強していなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な画面操作で業務システムやアプリケーションをつくれちゃうってことです。

こうゆうコードでプログラミングしないってことですね。

3年後には市場規模1272億円!?

これまで多くの企業で導入しているシステムは、開発言語も用いたシステムでしたが、近年、ローコード/ノーコード開発市場のシェアは、2021年では650憶程度だったところ、2024年には1272億円と約2倍にも成長が予測されています。

世界のアプリケーションの65%以上がローコード開発基盤で構築されるともいわれているのです

そんなローコード/ノーコード開発ですが、その先駆けとなっていたのが、弊社で開発を得意とする「FileMaker」です。

FileMaker(ファイルメーカー)とは?

100%Appleの子会社。世界で古くから愛されるFileMaker。

FileMakerは、Claris社が提供するプラットフォームで、みんな大好きあのApple社の100%子会社。

FileMakerの歴史は古く、なんと1985年に最初のバージョンがリリース。

世界各国でも広く業務システムとして活用されており、年間のアクティブユーザーは100万人以上、日本はその中のシェアも20パーセント以上を占めます。

現在のバージョンはFileMaker19で、35年の歴史の中でクラウドでも使用できるようになったり、アプリを組み込めるようになったりと、社会のニーズに合わせて大きく変化し続けています。

幅広い業種・職種で使われている

FileMakerは様々な業種・職種で使われています。

例えば、医療機関の外来予約や院内の患者管理、教育業界のWeb出願や、通知表管理、製造業での製造・在庫・案件管理など・・・

弊社でも、企業の基幹システムから飲食店のデリバリーシステムにNPO法人の会員管理、ECサイトの受発注管理など、幅広い業種・職種のシステム開発をお手伝いしています。

ただ、大きな機関や企業ユーザーで、FileMakerとはわからずに使用されている場合も多いかもしれませんね。

FileMakerの特徴とメリット

それでは、具体的な機能や特徴を簡単にご紹介します。

①業務に応じてカスタマイズが可能
業務の内容に合わせてたシステム・アプリ開発ができます。

”本当に必要な機能だけ“しかないシンプルな設計で、汎用的なサービスではマッチしない独特な業務も、FileMakerで開発が可能です。

また、ドラッグ&ドロップで開発していくためUIの自由度が高いです。現在運用している紙の伝票やExcelをもとに、システム化することが可能。

使い慣れたデザインを受け継ぎ、システム導入による現場の担当者のストレスを軽減できますね。

たとえばこのようにExcelなどで管理していたものも、複数人で共有したり、データが大きくなると管理が困難。複雑な情報を管理するにも限界があります。
FileMakerではこのように 入力フォームや管理データを見やすく管理できます。また、複数のExcelで管理していたデータを紐づけて管理していくことも可能です。企業によっては何百といったExcelファイルを管理しているというのも珍しくないですよね・・・。

「複数のExcel管理で限界・・」「ほしいシステムがない」「不要な機能は欲しくない」などお困りなら、FileMakerで作っちゃい(作ってもらい)ましょう。

②スピーディな開発
ローコードで開発するため、一般的なシステム開発よりも、比較的短期間かつ低コストで開発できます。大企業の基幹システムはもちろん、中小企業の業務システムとも相性が良いです。

③iPadやiPhoneとの親和性が高い
FileMakerを提供するClari社はAppleの100%子会社であるため、Apple商品と親和性が高いです。

そのため、iPadやiPhoneと連携した業務アプリケーション開発が得意。お客様や患者様などと話しながら入力できたり、PCが持ち出しにくい現場で作業したり、業務に合わせてカスタマイズしていけます。

④アプリケーションとのAPI連携が可能
カメラ・GPS・チャットツールなど、日常業務で使っているアプリを組み込むことができるため、ビジネスプロセスを自動化できます。

⑤小さく初めて大きく育てる
まずは小さなの業務からシステム化し、予算や担当者の業務の負担を考えながら、機能を追加していくことが可能です。

小単位で実装とテストを繰り返し行っていくアジャイル型開発なので、急な仕様の変更などにも柔軟に対応できます。

⑥内製化を見据えた開発も
ローコードで開発しているため、システム納品後にはお客様自身でカスタマイズすることも可能です。

プログラミングの経験がない方でも、少しの学習で簡単なカスタマイズは可能。FileMakerの開発を受注する会社の中には、内製化支援を行っている会社も多数あります。

複雑で不確実な時代こそ、ローコード開発を。

近年は、独自にシステムを開発せずとも、本当に業務効率を考えた魅力的なサービスも多くなったな~と感じています!!FileMakerで開発せずとも、特殊な業務でない限り、提供されているクラウドサービスでカバー可能な業務も多いかと思います。

一方、機能はパッケージで決まっているため、不要な機能があったり、不足の機能を補うためには、複数のサービスを導入しなければなりません。
社内での導入サービスが増えていくと、「データ連携ができないためサービスで都度更新が必要」「サブスクだけどトータルでみると費用がかさむ」「欲しい機能が追加されたサービスが出てきても乗り換えが難しい」などといった状況に陥りかねません。

「あの業務はこのシステム、この業務はこっちのシステムで!」ではなく、すべての業務が一つのプラットフォームできて、必要な機能を追加して育てていくシステムって素敵じゃないですか?

複数の業務を一つのプラットフォームに。必要な機能だけ、使いやすいように設計していきます。

新型コロナウイルスの影響で社会が大きく変化したように、今の仕事と数年後の仕事の仕方は大きく変化しているかもしれない・・・。

複雑で不確実な世の中において、決まったカタチではなく、少しずつ開発を重ね、柔軟に変更していけること、それがFileMakerの強みだと思います。

弊社では、FileMakerをはじめとしたローコード/ノーコード開発ツールを使って、企業の基幹システムから部署ごとの業務に合わせたシステム開発を承っています。

小さなことでも構いません。業務システムの効率化や内製化の相談など、お気軽にご相談ください。

また弊社では、開発エンジニアを募集中です!
カジュアル面談も受付しているので、お気軽にご連絡ください。