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ペペシのアメリカ留学・その5😆✨

アメリカに渡ってわずか2ヶ月後、私は二軒目のホストファミリーへ引っ越しました。

残念だったのは、同じソルトレークシティーの中とはいえ、新しいホストファミリーの住まいは別の町だったため、学校も転校となってしまったこと。

最初の高校で友人も出来始めていただけに、これも傷に塩を塗るようなことの一つでした。


新しいホストファミリーは、ソルトレークシティーには珍しく、モルモン教ではなくカトリックの家庭。

離婚をしているシングルのMomと、17歳と12歳の男の子の3人家族でした。

Momは普通に会社勤めをしていて、経済的には最初のファミリーよりかなり裕福そうです。

家にはお米もあり(カリフォルニア米でしたが😅)、食卓にお肉も並び、学校帰りに買い食いをすることも無くなりました😆


とは言え、やはりここでもカルチャーショックに出会います。

当時、シングルのMomには年下の彼氏がいました。

アメリカでは、カップルが人前でキスをするのは普通のこと。学校の中でもキスをしているカップルを見てましたから、すでに多少の免疫はできていたはずです。

それでも、、、それでも家の中で、しかも思春期の我が子の前でキスをするとは!😱

夫婦ならまだしも、自分の母親が彼氏とキスをするのを見るって、いったいどんな気持ちなのか、当時の私にはまったくわかりません。

本当の息子ではない私の方が勝手に気まずくなり、視線をそらせ、目のやり場に困ったことを覚えています😁


この二軒目のファミリーには、11月から2月末ごろまでお世話になりました。ちょうど真冬の時期です。

ソルトレークシティーの真冬はとても厳しく、朝の最低気温はマイナス10度を超えることもあります。

街中の降雪量はさほど多くはありませんでしたが、それでも20㎝ぐらいの雪が降ることもありました。


最初のうち、兄弟たちとはとても良い関係だったと、私は思っていました。

普通にコミュニケーションも取れていましたし、17歳の弟と彼の彼女と、私の3人で遊びに行くこともありました。

12歳の弟とは、家の前でキャッチボールをしたり、家で「ATARI」とういテレビゲームを一緒に楽しんだりもしました。


それがいつからか、、、徐々に、、、特に17歳の弟との関係が悪くなります。

一言で言えば、「家庭内いじめ」が始まりました。

理由は、、、いまだに正直よくわかりません。彼の心の中で、なぜ私が気にくわない存在になったのか。


今考えてみれば、ほんとにつまらない意地悪です。

学校は弟と同じ高校でしたから、通学は彼の車で一緒に行ってました。それがいつの間にか、何も言わずに私を置いて、一人で先に車で学校へ行ってしまうようになります。

それも、Momが早くに家を出てしまい、いない時に限ってです😅

学校まで、当時の私の足で30分以上掛かっていましたから、おそらく3キロ近くあったのではと思います。

ただ、、、季節は冬。

氷点下の中、しかも雪が降っている時などは、それはそれは大変な思いでの通学です。

学校に着いて建物の中に入ると、ちょっと快感を感じるぐらい、頭がクラクラしました。おそらく、寒暖差が原因だと思います😅


帰宅時も、当然歩いて帰ります。ところが家に着いて入ろうとすると、中から鍵が掛けられていて、入ることができません。

家の裏に回り、窓から中を覗き込むと、人の気配があります。窓を叩いたり、また表に行き玄関のチャイムを鳴らしても、出てきません。

しば~~~らくして、ようやくドアを開けてくれた時には、「寝ていたよ」ってバカバカしくなるような言い訳。


その他にも細かなつまらない意地悪がありましたが、そんな時期に、日本からの祖母の訃報が届きます。

う~ん、、、私のアメリカ生活で、精神的に一番辛かった時期だったと思います💦

お金を盗まれても、前のファミリーには大好きなDadとMomがいました。

けれどこのファミリーには、味方と呼べる人がいなかったのです。


私は、留学のお世話をしてくれた、日本のインターナショナル・フェローシップへ手紙を書くことにしました。


つづく。


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