親に知って欲しい金融知識『人が増えると、経済成長する』
人口が増えている国と、人口が減っている国。
どちらの方が、経済成長をしていくでしょうか。
経済成長の要因は決して人口だけではありませんが、人の数というのは、経済の成長ととても密接なつながりがあります。
まず当たり前のことを、シンプルに解釈するのが、経済とは何かを知る近道です。
つまり、
人口が増える → 消費が拡大する → 生産が拡大する → 賃金が上昇する → (賃金上昇により)さらに消費が拡大する → さらに生産が拡大する ・・・・・
人が増えれば、物を買う人も増えます。
買われる物が増えれば、作られる物の量も多くなります。
作る量が多くなれば、会社は儲かります。
儲かれば、従業員の給料も高くなります。
給料が高くなれば、人はさらに物を買うようになります。
買われる物がさらに増えれば、作られる物の量もさらに多くなる・・・
単純には、このサイクルが経済の成長に繋がります。
皆さんご存知のように、日本の人口はすでに減少し始めています。世界各国の経済は成長しているのに、日本だけが低迷したままの理由の一つには「人口」があるということです。
政府としても少子化対策を急いでいるようですが、一朝一夕でなんとかなるものではありません。
経済成長のためにも、いびつな少子高齢化社会を改善するためにも、多くの子どもたちが笑顔で成長し続けていく日本となることを、国民の一人として強く望みます。