EXIT
久しぶりの投稿になってしまいました。
コロナ休業が明けてからちゃんと時間を作るのが下手で、ネタと記事と考えてくのもやっぱりブロガーさんとかyoutuberさんとかすごいなぁと思わされるわけですね。
大したネタを提供できるわけではないですがほそぼそとやっていきましょう。
今日は映画の話です。といってもDVDの話です。
僕はあんまり裕福ではないので(笑)映画館で上映している映画のタイムリーな話をあんまりできなかったりしますが
DVDとかで何か観たいもの探してるとかいう方のきっかけになったら嬉しいです。
もちろん映画館に行ったときはその作品の話もできたらなぁと思っています。
今日は「EXIT」という作品のレビューです。
おすすめポイントを分けてご紹介したいと思います。
◆最近注目度が高い「韓国映画」
一般的に「洋画」といわれる作品と「アジア諸国」の作品はだいぶ色合いが違うなぁと思うことがあります。
もちろん一重に「洋画」といっても、アメリカ、フランス、ドイツ…各国特徴的な色合いや構成とか描写、表現があるなぁとは感じるんですけどね。
電子機器の分野でもエンターテインメントの分野でも韓国というのは最近めきめきと頭角を現していて注目されていますよね。
例えば日本でも馴染みの深いスマートフォン、GALAXYシリーズもSAMSUNGという韓国のメーカーですし、コスパが高く一流ホテル等でも導入されているテレビとして、LGもサムスンに次いで世界シェアを誇る韓国メーカーです。
音楽も同様、東方神起から始まってKARA、少女時代、ビッグバンあたりからK-POPブームが日本でも過熱しましたが、世界的にもK-POPグループは知名度が高くなっているのですよね。詳しくは知りませんが、最近のK-POPグループは日本人の方もいるんですよね。
映画もそうですね。去年パルムドールを受賞した「パラサイト」は日本国内でも有名ですがホラームービー「新感染」の前後くらいから「韓国映画が最近面白い」という風潮が増えた気がします。
僕の韓国映画デビューは「箪笥」という作品がデビューでした。
年齢的にもまだ10代だったっていうこともあったのか、当時内容をあまり理解もできずにこれは果たしてホラーだったのか?というのと
あんまりおもしろくないレッテルを貼って、韓国映画を敬遠していた節があるんですが、「新感染」から少しずつ触れ始めて、なるほど面白いなぁと思うことが増えてきました。
この「EXIT」もその韓国映画であり、お国柄も感じながらオーディエンスを意識して考えれた作品ではないかな、と感じますね。
◆あらすじ
就職に失敗し、自堕落となりニート生活を送っているヨンナム。そんな彼は大学の頃に山岳部で活躍をしていました。
公園の鉄棒でトレーニングを日課としている彼を周囲の人は噂してはあざ笑い、甥っ子もその存在を恥ずかしく思っているような日々を送っていた彼ですが親戚の喜寿を祝う祝賀会に半強制的に参加させられることになります。
その宴会場では、当時想いを馳せていた、山岳部の後輩ウィジュが働いており偶然の再会を果たしヨンナムの胸は高鳴ります。
-- 一方、都市の中心部から少し離れた建物に一台のタンカーがやってきます。タンカーから降りた男は恨み節とともにタンカーから謎のガスを放出させるのです。
ガスはそのまま都市部へと拡がっていくのですが、このガスは人体に影響をもたらしたちまち街中がパニックの渦に。
宴会も落ち着き帰路に発つ頃、既にヨンナム達はガスに囲まれて逃げ場を失っていました。果たして彼らの運命は…
◆斬新な設定と都市型サバイバルのスリル
映画を紹介するときに少なくともジャンルを考えるわけですが、多分スリラー、パニック、サスペンスといった部類になるんでしょう。個人的にはシチュエーションスリラーって気分です。
有害ガスは吸えばもちろん、接触するだけでその箇所が酷く荒れてしまうような猛毒でガスに飲み込まれればたちまち命を落としてしまいます。
ガス自体は重いので下に溜まっているものの、時間経過とともに少しずつその高さが増えてくるため、ビルの上階といえど安心は出来ません。
救助を求めて、救助を待つ為にも高いところへ逃げ場を求めますが…問題が生じます。
追い詰められた状況の中で、「誰かを守りたい」その一心で動き出すヨンナム。山岳部、という設定からお察しかとは思いますが、建物の壁をよじ登り始めます。
山と違って人工物であることがよりスリリングでガスももちろんなんですが壁のぼりを見てるだけで固唾をのむ展開でめちゃくちゃ心を掴まれます!
「落ちちゃう…!落ちちゃう…!」って思いながらソワソワしながら見られるし、ガスは問答無用に迫ってくるのでその焦燥感と緊迫感のダブルパンチで来るのでハラハラドキドキが止まりません。
で、このスリリングなシーンと裏腹に、韓国のユーモアを時々突っ込んでくる感じがまた憎めないし、終盤は終盤で感動的というかなんというか…まぁ感動的です(笑)
ウィジュの上司の店長もですね、ウィジュに好意を寄せていて恋人設定なんですがとてもクズ。重要な場面ではあまり出てきませんが逆にこの人が出てきたらちょっとしたリラックスタイムだと思ってください(笑)
韓国の伝統的・文化的な部分も垣間見えながら、今拡がっている文化・技術等も同様に活用していて、今という韓国の時代背景も感じられる様な一面も持っている作品なんじゃないかなぁとも思います。
これをみたらきっとあなたも「鍛えなくちゃ」って思うはず!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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