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教師嫌いの私が28歳で教師になったワケ

大学を卒業して6年。
私は小学校の教師になりました。

教師なんて嫌いだった

学生時代を振り返ると、勉強も運動もそこそこできた。友達もそれなりにできたし、それなりに楽しい学校生活だった。

でも学校は、自分にとって、「良い子」を演じる場所でしかなく「自分のやりたいこと」よりも「先生の求めていること」をやればよいんだという、どこか窮屈で、気を遣う時間だった。

特に、先生の言っていることって
なんか薄っぺらいなーってずっと思ってた。

もともとは彼女の影響で教育大学に

そんな私が「教育」を意識し始めたのは高校生の時。当時付き合っていた彼女が「教育大に行きたい」と言い出したのだ。親も、兄弟も教育大に通っており、自分も行きたいという彼女の意見は理解できた。

受験勉強に躓いていた私は、国公立やし彼女もおっておもしろそうかも?という安易な理由で受験することにした。

そしたら、
彼女が落ちて、自分だけが受かった。笑

回り道をしてから教師になろう

そんな私が教師になりたいと思うようになったのは教育実習の時。担当してくださったのは、大学に8年間通い、おフランスにも留学経験のある先生で、30歳で初めて教師になったという話を聞いた。

とてもユニークな先生で
ラップで国語の授業をするとよいYO
なんて提案をしてくださったりした。

その後、本当に私はラップで授業をした。YO。

「こんな先生ぽくない先生がいるんや」この先生みたいになってみたいなぁ。
そう思ったのがきっかけです。

6年間の回り道

なんとなく、30歳ぐらいで先生になれたらなぁという思いで(教員免許は10年有効なのですが、その間ならすぐ先生になれると聞いて笑)

それまでは色々やってみよう
子どもたちに、自分の口で経験が語れるとよいなぁと思い、海外に飛び出したり、国内のベンチャー企業に勤めたり…
とにかく自分の「やりたいこと」をやってきました。

そしたら、結婚もして子どもができて、(ついでに実家の仕事が傾きかけたり…笑)色んなライフイベントが重なり、実家の近くに住むことを余儀なくされました。笑

「教育」って広すぎる

いろんなことが重なり、当初の目標よりはやく
教師になることになりました。

私はなんとなく「教育」に関わりたいという思いでやりたいことを選択してきました。

大学生のインターンを受け入れる仕事や、年下の社員と一緒にする仕事など、自分的に教育的な側面を持った仕事はとてもやりがいをもってできていたように思います。

しかし、それ以上でもそれ以下でもなかったのです。「教育」は「教育」でしかなく
誰がどうなって欲しい!とか
誰かのためにこんなことがしたい!

という具体的な対象がすっぽり抜け落ちていたのです。

「現場感」を身に着ける

今まで、のらりくらりと
やりたいことをやってきましたが
私に抜けていたのは「現場感」ではないかと、色々な人と話をしていて感じました。

現場に入って、子どもたちと実際に接してみて考えよう。と思いました。自分がどんな教育に携わりたいのか?

もしかしたら、小学生が対象ではないかもしれないし、中学生、高校生、もしくは大学生?はたまた大人が対象かもしれん…

まだまだ、回り道は続きます。

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