すごい人って
褒められたい
ぺぺのモチベーションはこれに尽きる。
なぜ褒められたいのか?
怒られたくないから。
父と母は離婚している。
離婚するまでは、一日のほとんどの時間を母親に怒られていたそうだ。
朝起きてから朝ご飯の時も
家に帰ってきたら夜ご飯の時も
お風呂に入っている時でさえも
ずーっと怒られていた。
以前、父にどんなことで怒られていたのか尋ねてみた。
ただ立っているだけで
「なんでそんなところに立っているの?座りなさい」
おもちゃを床に広げて遊んでいると
「片付けなさい!」
あまり合理的な怒り方ではなかったようだった。
そんな母が唯一優しくなるのが100点のテストの結果を見せた時だった。
勉強を頑張れば、怒られない。褒めてくれる。母が笑う。
それがモチベーションだった。
でも最近、褒められたいあまりに自分で考えることを放棄してしまっているのではないかと思う。
褒められる行動は、他人の顔色を伺えばいい。
ある意味、他人が道筋を示してくれる。
でも、その道筋は、自分にとっていいものなのだろうか?
ぼくは進路の選択をする度に、すごい人になれるから○○に行きなさいという声掛けを何度も貰った。
△△に行くのはもったいないよ、とも。
薄々気づいていた。
すごい人ってなんだ?
もったいないってどういうことだ?
でも、褒められたいあまり、その感情に蓋をしたまま今に至る。
そして、その抑えていた気持ちが爆発してしまった。
学歴や偏差値だけですごいかすごくないかなんて決めれるのだろうか?
職業だけでその人がすごいと言えるのだろうか?
就活というものに手を伸ばしてみると、びっくりするほど世界が違って見えた。
ぼくには、できない…
そんな仕事が世界には溢れている。
そして、誰かがその仕事をこなしている。
みんな、すごいんじゃないかな。
ひとりひとりにむける「すごい」の意味は違うけれど、すごくない人なんていないんじゃないかな、と思うくらいみんなどこかで頑張っている。
ぺぺは、ぺぺなりのすごいを見つけたい。
なりたい自分像を見つけたい。
社会的にみれば、一般的ではない選択をするのかもしれないけれど。
「すごい」人になれたら、お世話になった人たちにいつか報告したいと思う。
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