自分の地球の歩き方
「地球の歩き方て、分厚いんだな。」
斜め前の席でそんな話が聞こえてきたから、
目をやるとGWをどう生きて行くか大学生二人がきゃっきゃっと話し合っている。
きゃっきゃっと一つのスマフォを一緒に見合っている。
少年二人よ、大志抱いておる、Coolだねぇ。
あれ、きゃっきゃといったからカップルだと思った?
そうそう、伝えた言葉で思い描くものがこれだけ違う。
言葉だけで理解するのなんてスーパーマンさ。
どうやら彼らはペルーの歩き方を知りたいようだ。
ペルーの歩き方をあれだけの量でまとめた本だから、僕はあの薄さに驚きと賞賛を覚える。
今日は無性にスターバックスへ行きたくなった。
ほんとの事を言うと、同僚が贈呈してくれたスタバの割引チケットがもう期限が切れそうだなー、使わないとなーと、思ったから。
年末に、同僚の自社株口座を開設するお手伝いをした時に、全部申請書やサイト言語が英語だったから、海外で働いていた僕が口座を開けられない人をフォローする事になった。海外で働いていたのは事実だけど、現実はまったく英語から遠ざかってしまっているから、あのフォローアップの時間はリハビリに値し、むしろ感謝しているのは僕の方である。
律儀に感謝の形を送ってくれた同僚に、僕は「えー良いのに。」と言いながら気になっていたスタバの最新作をこうしてご馳走して頂いたので、「ありがとう。」てメールを送る。
そういう僕も律儀という事にしておこう。
今更だけど、ワークビザやパートナービザ申請のペーパーワークのあの経験が今にいきている。まさにコネクティングドッツ。
スタバで精神と時の部屋にこもろうと本屋にいって、今一番気になる本を買ってきたが、開始20分でペルーに誘発され、僕は僕のGWの歩き方を模索し始めた。
精神と時の部屋にこもる時は、疲れたら次の作業に行くから、自然とマルチタスカーになる。最後にこのnoteへ行きついたのも、気分転換みたいなもの。
絶対に富士山がみえる、客室露天風呂の宿に泊まりたい!
これが、僕のGWの歩き方。今のとこの。予定は未定。沖縄を後半に持って行くという贅沢な過ごし方も企んでいる僕の歩き方の本は、きっと分厚くなるだろう。
口コミから空室状況、お!これだー!
え、今4人みておるのかー!善は急げ
すぐさまキャンセルかからない宿を予約!
クレカ専用はちょいめんどくさいから避けるとしよう。
急いで予約した宿を見ると、客室露天風呂はあるが、富士山の眺望がないものばかり!
最短なルートを考えると一番大切なものを見落とすこともある。
けど、そうやって一番譲れないものを再確認できた、気づかせてありがとう
また律儀に宿を探す。
すると、不思議と口コミが悪くて排除した宿がどんどんシード権で決勝まであがってきた。
そして、優勝。
あっけな。
初めは口コミから選んで、口コミが悪いとすぐさま排除してたのに。今は富士山眺望と客室露天風呂が一番譲れないものと分かっているから、さっきみた嫌な口コミもまったく気にならなくなった。むしろ、この口コミはあてにならないとか、非常にすっぱい葡萄の原理で正当化。
あー単純だなぁ自分。
実際、泊まって嫌な部分があったとしても、自分の希望は満たされているから、きっと嫌と思わない、気づかない。
そうやってバイアスを生み出している事で生きやすくなるんだなぁ。
明日からまた仕事、シンプルにいきましょう。
「自分の地球の歩き方。」