AMCday5 - 競技数学初心者のためのOMC入門 前編

皆さん初めまして、ぺぱろにと申します。
今回は、仮の人(Twitter:@kari_math)さん主催のadventarに参加させて頂いたので、タイトル通り、自分の経験を通して、初心者向けのあれこれを書いていきたいと思います。

ちなみに主観の要素が割と強いです。
なんか間違ったこと言ってたら僕のTwitter(@pepa_math)のDMなどで教えてください。なるべく対処します。

前日(AMCday4)の記事

はじめに


locker(Twitter:@locker_math)さんが書いた「OMCのすゝめ」というnoteがあります。まずはこれを読んでください(丸投げ)↓

今回はOMCのすゝめの内容を前提にしつつ、それを補完しながら進めていきたいと思います。

OMCを始めるにあたって対策は必要なのか

最初のうちは、高校範囲(数Ⅲを除く)の内容をしっかりと理解できていれば、特に必要ないと思います。点数で言うと、100-200点の問題はほぼ解けます。400点以上は滅多に解けないので解けたらラッキーくらい。

緑(レート800-)までは割とすぐに行けます。
回数をある程度重ねると、300点の問題もだんだん解けるようになって、水色(レート1200-)ぐらいまではいけると思います。汎用性の高い定理(特に幾何)をいくつか覚えておけば楽ができます。
自分もPtolemyの定理やEuler線、EulerのTotient関数くらいしか知りませんが、何とか水色にはなれました。
(2022/12/20 追記)緑solverに戻りました。助けて。

ですが、できるだけ早くレートを上げたい、または水色以上を目指したいのであれば当然色んな定理を覚えたり、「Problem」で過去問を解くことも必要になります。

また、初めて参加する際、あまり学校や入試では使われない表現に戸惑いを覚えるかもしれません(一意、広義単調増加、etc…)。これに関しては少しずつ意味を覚えて慣れましょう。

OMCに参加する際の機種の差

OMCはインターネット上で開催されるものなので、インターネットを使える機種ならばどれでも参加できると思います。もしかしたら3DSとかでも参加できるかも。

代表例として、主にコンテストに関わる部分についてのスマホとPCの差について解説したいと思います。
まず、PCは画面が横長なのに対し、スマホは横長なので、PCの方が問題文や順位表が見やすいです。問題文は別にスマホでも見にくいってほどではないですが、順位表はまあまあ見づらいです(コンテスト中に確認するのは自分の順位くらいだと思うので、別に不便はしない)。

後は、PCだと自分が今ログインしているかどうかを画面右上ですぐに確認できたり、ページをリロードする(後述)のが若干楽だったり、答えを提出する時にEnterキーを押すのが気持ちよかったりします。
基本的に大差ないので、好きな方で参加しましょう。

あと、PCの場合はタブにOMCのサイトを固定したり、スマホの場合はホーム画面にショートカットを作成しておくと楽です。

コンテストでの立ち回り

ここからは、個人的にベストだと思ってるコンテストの立ち回り方について解説したいと思います。

コンテスト開始前

まずコンテスト前の諸準備に関する話です。
諸準備というのは、ペンと紙を用意したり、ログインを済ましておいたり、トイレに入っておいたり(推奨)、晩御飯を食べておいたり(任意)、風呂に入っておいたり(任意)することです。
これらの諸準備はコンテスト開始の1分前ぐらいに終えれるようにしましょう。それより準備するのが遅いと、当然コンテストに影響が出るし、あまりにも準備が早いと、それはそれでコンテスト始まるまで暇になります。

そして、準備が終わったら、そのタイミングでコンテストの参加登録をしましょう(最重要)。なぜかというと、前もって参加登録を済ませた状態で、何らかの要因でコンテストの参加を忘れたりすると、パフォが悲惨なことになって、レートがめっちゃ下がるからです(1敗)。

赤線のグラフで一個だけ明らかに低いのがあると思います。それです。

これらの準備が済んだら、コンテストページに入った状態で、深呼吸でもしながらコンテスト開始を待ちましょう。

コンテスト中

コンテスト開始時刻になったら、すぐにページを再読み込みしましょう。「ENTER」のボタンが出てくるはずです。
基本的には一番簡単なA問題から解いていきましょう。

回数を重ねていくと起こりやすくなることですが、まれに
「やばい!いつも200点の問題解けてるのに今回解けねえ!」
「問題の誤読も計算ミスもしてないはずなのになんでWAなんや…」
みたいなことが起こります。
前者の場合は、「自分が解けないから他の人たちも解けてないだろう」みたいな心持ちにして、あせらず別の問題に取り掛かりましょう。一応、問題一覧のページを再読み込みすれば正解者数が更新されますが、それをやるかどうかはあなた次第です。自分はついついやっちゃいます…。
後者の場合はとくにC分野(組合せ)で起こりがちです。絶対にどこかで考え方が間違ってたり数え漏れがあったりするので、落ち着いて考えなおすなり、別の問題に移るなりしましょう。問題の不備だということはまずありえません。

また、特に4eでありがちですが、もう解けそうな問題がなくて、時間も余ってるけどどうしようもないことがあるかと思います。
そういう時は諦めてコンテストを離脱するのも手です。解法を色々調べたり、Twitterを見たり、寝ちゃったりするのもOKです。
でも、離脱後にネットを参照した場合、コンテストに戻って来てはいけません。立派な不正行為です。
また、コンテストが終わるまで、コンテストの内容についてTwitter等で言及をするのもだめです。

コンテスト終了後

コンテストが終わった後は、まずは自分が解けた問題の解説を読みましょう。思いもしないアプローチで解説されてることもあったりして、勉強になります。
また、自分が解けなかった問題は、解説を見ても見なくてもどっちでもいいです。
解説を読むことのメリットは言わずもがなですが、解説を読まないことにもメリットが実はあります。
それは、「Problem」を使って精進をする時にもう一度解くことができるということです。
自分の成長を確認する際の指標にもなると思います。

おわりに

今回は特にコンテストの立ち回りに重点を置いて解説していきました。
そもそもブログというものを書くのが初めてなので、かなり不安でいっぱいになりながら書きました。あとめっちゃ時間かかった。
実はAMCday6も僕が担当しているので、そっちでは「実験とエスパー」についての話をします。

ではまた明日。


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