なんばスカイオ行ってみた
先週話題になっているなんばスカイオに行ってみました。オープン2日目です。ミーハーです。笑
何しろ難波は高い建物が少ないのです。同じターミナル駅の梅田エリアと比べるとその差は歴然。
なんだかごちゃごちゃしているイメージです。
そんな中にスイスホテルに引っ付くような形で、南海難波駅、なんば高島屋、南海電車、JR、地下鉄、近鉄、なんばパークス直結というまさに難波ど真ん中に新しく出来た商業施設と言えば話題にもなるというものです。
館内をぐるりと回ってみて特徴的だと思ったのが、やはり婦人服売り場、いわゆるブティックの類が一軒も入居していないことでしょうか。
駅直結の商業施設ではこれはかなり衝撃的でした。
男性物のスーツやパンツを売る店はありましたが、女性の服はなし。もちろん近隣の施設やなんば界隈には至るところに服やアクセサリー、バッグを売る店があるので敢えて入れてないのだと思います。
おおおおー。なんばスカイオ、攻めていますね。
皆様の目玉は6Fにある象印食堂のようで私が到着した午前10時過ぎにはもう長蛇の列でした。確かに象印の最新の炊飯器でたっぷり炊いたご飯(3種類)はきっと美味しいのでしょう。
優しい味の家庭料理がお手頃価格で食べられるとあれば話題作りも兼ねて並びたい気持ちもわからなくもないです。
しかし、一介の主婦である私に言わせれば、そんなおばんざい、私でも作れるわ!ってか毎日のように作ってるし!って感じです。わざわざ並んでお金を払ってまで行きたいとは正直思えませんでした。
象印が家電の素晴らしさを伝えるという意味合いにおいては素晴らしい取り組みだし、何より製品の良さを知って体験してもらうという心意気は良いアイデアだと思います。
私が個人的に気に入った店をいくつか。
3Fのいかりスーパー。関西では神戸や芦屋地区を中心に展開する高級スーパーが初の難波進出です。
売り場は広く、生鮮食品からデリ、各種加工食品、そしていかりスーパーオリジナル商品の充実度が良かったです。
3Fのスターバックスリザーブ。ここは普通のスターバックスをちょっと高級な仕様にしたもので、席もゆったり、コーヒーにこだわりのある方や、ちょっとした商談にはぴったりですね。
どうでもいい情報かも知れませんが、先日訪れたソウルのWeWorkビル(シェアオフィス)にも、このスターバックスリザーブが入居していて、このなんばスカイオにも12月にWeWorkがオープンするらしいので、WeWorkとスターバックスリザーブはセットなのかなーとも思いました。
5Fはテーマを「ほんまもん」と銘打って日本の伝統、文化、こだわりのJAPANブランドが入っています。
フードコートに入っているお店もそこらの大型スーパーとは一線を画し、こだわりの食材を集めて来ている印象を受けました。
老舗茶舗、泉州タオル専門店、堺の伝統刃物、竹細工、万年筆専門店、日本製ハンドバッグ、南部鉄器、漆器専門店、お箸屋などなど。
これはインバウンドのお客様を十分に意識したラインナップですね。でも価格と品質を見て、そんなにツーリスト用にバカ高い料金設定にはなっていません。寧ろ丁寧な品の割にはお得感があると思いました。
6Fは美容と健康がテーマ。
鹿児島の玄米黒酢を使った数々の商品とレストラン。金胡麻焙煎所、漢方専門店、鍼灸、マッサージ、特殊な素材で出来たクッション、マッサージチェア、靴の中敷オーダーメイド店、ナチュラルコスメ専門店、後はポーラとヤーマン(美顔器)。いつまでも健康で若々しくありたい今時の高齢者で流行に敏感な、少し意識高い系(?)が好きそうな品や提案ばかりです。
若い人はハナから相手にしていないのが良くお分かりいただけたと思います。
そういう意味ではなんばスカイオはターゲットを海外からの観光客と健康や美容に興味関心がある若干懐具合も暖か目な高齢者に絞り込んでいるところが、潔いといえば潔いですね。
これが吉と出るか凶と出るかは、もうしばらく様子見でしょう。
堺の刃物屋さんで、実際にキュウリと人参をスライスさせてもらってその切れ味に感動したので、近いうちに一本名前を刻印してもらって買おうかなーと考え中です。
以上なんばスカイオの感想でした。