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海外転職、面接で落ちる理由
皆さんこんにちは。ピープリーのヒロコです。
今月末に春節を迎えますね。インドネシアでは春節の日のみ祝日なので連休モードではないのですが、街中春節モードです。流れている曲も飾りつけも赤を基調とした中華ぽいムードに溢れています。一年中夏のインドネシアでは街の装飾から季節を感じています笑
さて、今日は「面接に落ちる理由」についてズバリお話したいと思います。インドネシア転職だけでなくその他の国でも当てはまる事実だと思うので、海外転職を目指す皆さんにはぜひ参考にしていただきたいです。
そもそも書類選考を通過するということは「お、この方の経歴は今回のポジションに合ってそうだ」という理由です。その「合ってる」という裏付けが面接で行われるという訳ですね。
中には「とりあえず会ってみるか」という会社様もありますが、それでも「この方には可能性があるのではないか」というポジティブな理由であることには変わりありません。
ですので、面接でどのようにアウトプットするのか、言語化能力が非常に重要となるんです。
<面接に落ちる人の傾向>
1.準備不足
2.自分自身の想いや内なる声を言語化しきれていない
1は準備すれば良いだけの話なので端折らせていただき、2についてお話したいと思います。
<自分自身を言語化とは>
海外転職の場合、各企業は国を超えて迎え入れる訳ですから非常に慎重になります。就労ビザ取得やその他福利厚生含めて大きな投資を日本採用よりもする訳ですから、「本当に長くこの国にいる覚悟が現時点であるのか」「タフな環境でやっていく覚悟はあるのか」について面接官がYesを出せないとお見送りとなります。
面接に落ちてしまう方はここが非常に弱いです。志望動機や退職理由から掘り下げられるケースが多いですが、「学生時代から海外に憧れがあって・・」「旅行で訪れて魅了されたのがきっかけで・・」「日本よりもポテンシャルがあるから・・」と非常に表面的な回答に終わってしまっています。今述べたのはあくまでも「きっかけ」であり、「理由」にはなりません。
海外転職に興味を抱いた自分が、
1.なぜ日本ではなく海外/その国で働くことを選択するのか
2.その国でこれまでの経験をどう発揮して差別化していけると考えているのか
3.それを活かして募集ポジションでどのように貢献していけると考えているのか
4.他の候補者にはなく自分にある強みは何だと考えているのか
このような問いに具体的に自分の言葉で相手に伝えることはできますか?
実際見事合格しこちらで活躍されている方は、これらの言語化がとてもクリアで明確な方々です。自分の言葉でちゃんと軸を通しているから、辛いことがあっても踏ん張ってその状況を成長に変えてらっしゃいます。
海外で働くということは旅行とは雲泥の差。楽しいことも多い反面、自分で自分をしっかりマネジメントしないとオンオフ共に生き残っていけません。社内のインドネシア人からは「自分たちより高い給与のこの日本人はどんな仕事ぶりなのか」としっかり見られています。
住むことが目的ではなくキャリア構築したい方は、これくらいの覚悟を持っていただきたいなと思います。
海外就職・海外転職に興味を持っていただける方が増えているのはとても嬉しく感じています。でも「興味」だけではチャンスを得ることはできません。この現実を踏まえて、ぜひ面接の準備やご自身に向き合って言語化する時間を取っていただきたいなと思います。
本日は以上になります。
今週も素晴らしい一週間でありますように!