ピープルフライドストーリー (36) 苦渋の選択(エッセイ⑫)

【作者コメント:  アサヒ芸能に、上岡龍太郎はラジオで、占い師に「この後殴るか殴らないか占のうてみい」「常識のある大人やから殴らない」言い終わる前に殴り、テレビで紳助とヌード女性の大股のすぐ前の頭を動かさずにトーク、と書かれてた。小生の記憶の細部は間違ってたようだ……】

………………………第36回
(エッセイ)

       苦渋の選択

           by  三毛乱

 選挙は秋まで延びたようだ。
 自慢にならないが(いや、自慢にしたい気が充分にあるが…)今までに5つの政党に投票してきた結果になる。典型的な浮動票であるのだが、そもそも固定票(または組織票)である人の気持ちが分からない。組織票などという上からの指示で選挙に行くなんて考えられないし、固定票なんて言葉も、そんなにガチに一つの政党を信じていつもいつも投票する行為が信じ難い。洗脳されて好きなところへ投票出来ずに、じっと押し殺している印象を勝手ながら持っているのだが…。(単純に…、気持ちわる~いといった感覚が先に来たりしてる……。)
 小生は今までに、S党やK党やM党やG党に……投票してきたりしてるのだが、とりあえず自分の考えで投票してきた。何かに属していても、その利益を慮っての投票をした事はない。その事は自慢にしたい。まあ、いろんな組織や団体への帰属意識が低いせいなのだが…(それでも、この国の一員という意識はある…)。それは子供の時からである。職場や家族に縛られて投票するなんてとても不純に思える。個個人が(それなりに)真剣に考えて投票するのが理想だと思うが、青臭く甘ったるい考えだろうか。
 それにしても、100%同意できる政策を打ち出している政党はないので、苦渋の選択をしなければならなくなっている。去年のドラマの「17才の帝国」ではAIが首相を決め、政策を作成し実行する手伝いをしていたと思うが(まあ、高校生を首相にするのはどうかと思う…)、個々の政策の一つずつを(ドラマではネット上で)投票で賛否を決めるような事が現実でも行われた方が良いんじゃないかと考えるけど、SF的すぎると思う人が多いのだろうか…? (AIが人類を抹殺する方策を練る…という話もあるみたいだけど……)
 小生としては、そんな世の中になるまで苦渋の苦渋の政党選びが続きそうである…。
 ところで小生は投票を棄権した事もある。これは自慢できない。自分は1回程棄権したのだが…、投票を3回4回と連続して棄権するような(特別の理由もない)人間にはペナルティーを課してもいいのではとも思う。もう問答無用で社会に貢献するような活動に一定期間従事させるとか……。そういうのもAIならいろいろ考え出しそうな気もするが……。
 まあ、政治の話はけっして楽しいものではないが…、避けてばかりもいられないと思う。「朝まで生テレビ」も個人的には昔よりは興味なくなったのだが、そもそも「昼でも生テレビ」にする程にしなければと制作側にお願いしたいところだが、どうしても夜にこだわるなら、月2~3回放映するくらいの力強さでやってもらいたい。司会者とかテーマとかいろいろ変えて論客もいろいろ混ぜてやっていただきたいものだ。人材は豊富にあると思う……。ともかく月1回の深夜遅く…の放映形態がどうしようもなく古~いと感じるのは小生だけだろうか?

 まあ、今日は七夕の日であり、ラジオでは子供達の短冊🎋🔖に書かれた文字の事が話されてもいたが、そこには「空から飴玉や綿あめが落ちてほしい」といった可愛くてほっこりしたものも書かれていたそうなので、最後ぐらいはそんな事をお知らせして今回のエッセイは終わりにしたい。

                終

   

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