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赤ちゃんをトリコにする、魅惑の半球。~ピープル赤ちゃん研究所通信⑦~ 『ピートラ』Vol.94

ピープル赤ちゃん研究所からの乗組員、きむらです!
先日のかわばたの記事👇を読んでいて、

とあるピープルのおもちゃが、あまりにも赤ちゃんにウケる姿を目の当たりにするので、そのことについて語りたくなりました。

そのピープルおもちゃはこちら。
「ふしぎな鏡の自分に夢中♥集中ドームミラー」です。

まあるい形をした鏡のおもちゃです

赤ちゃん研究所のワークショップでは、赤ちゃんの好奇心を引き出すいろんなアイテムが登場します。
いろんな素材でできた布やひも。泡だて器、スポンジ、ふせんなどの日用品、そしてピープルのおもちゃたち。

のべ600人以上の赤ちゃんを観察してきた私たち赤ちゃん研究所のワークショップのアイテムの中でも、指折りの人気アイテムがこの「集中ドームミラー」。
出したそばから食いつきがよく、赤ちゃん同士でやんわり取り合いになることも多々あります(笑)

置く前から熱い視線を受ける!

そんな「集中ドームミラー」、なぜそんなに赤ちゃんにをトリコにするのか?
ワークショップ内で出会った赤ちゃんたちを「ピープル流赤ちゃん観察視点」で観察して、赤ちゃんに教えてもらった!このおもちゃの赤ちゃんにウケる=「赤ウケ」ポイントをご紹介します。
(※画像で登場する商品は、過去に販売していたカラーのものが含まれます。ご了承ください!)



赤ウケポイントその1 反射でめっちゃ光る!

赤ちゃんは、生まれてから大きくなるにつれてだんだん「見る」力が育っていく、という話は、みなさんご存じかもしれません。
生まれたばかりの赤ちゃんの視界はぼんやりしていて、あまりよく見えていないと言われています。(赤ちゃん研究所の「赤ちゃんめがね」をのぞくと、その視界が少しだけイメージできるかも)

赤ちゃんの見えにくい世界を体感できる「赤ちゃんめがね」。
赤ちゃん研究所イベントで体験できます。

そんなぼやけた視界の中で、いちばんに目に飛び込んでくるもの。
それは、ずばり「光」なのではないかと思っています。
「赤ちゃんめがね」で見ても、照明の光や、反射した光は、他のモノに比べて、浮き出てくるようによく見えます。

「集中ドームミラー」は、その名の通り鏡なので、光をよく反射します。
なおかつ、形がドーム型で広角に映るので、照明が多いところで見ると、まるでイルミネーションみたいにきらめいて見えるんです!!

ぼやけていても、たくさんの光が反射しているのがよく見える!
赤ちゃんの視線、釘付けです。


赤ウケポイントその2 顔が(おもしろく)うつる!

赤ちゃんは、「人の顔」にもよく反応してくれます。
ワークショップでも、研究員の顔をじっと見つめる赤ちゃんがいたり、赤ちゃんの顔がプリントされたアイテムが人気だったり。
鏡がスキな赤ちゃんは多いと思いますが、映っているのが自分かわかっているかは別にして、「顔が映っている」から、つい見てしまうのではないかと思っています。
集中ドームミラーは、普通の鏡とは少し違った映り方をするのが大きな魅力の一つ。
距離や角度で、映る顔が全然違って見えるから、赤ちゃんも飽きずにずっと見ています!

びよんと伸びた赤ちゃんの顔も、とってもかわいいですね~!!


赤ウケポイントその3 大好きなママパパもうつる!

ドーム型で広角に映るから、正面で見ている自分の顔だけでなく、周りの景色も広く映ります。
ママパパが、赤ちゃんの後ろから一緒にのぞき込むと、赤ちゃんからは、自分の顔だけでなく、大好きなママパパの顔が見えます。
それに気づいた赤ちゃんのとっても嬉しそうな顔、たまりません。
振り替えって実物のママと、鏡像のママを見比べたりする子も。
鏡の不思議な世界を、一緒に楽しんでみてくださいね。
イメージはこんな感じ↓

ワークショップに来てくれた赤ちゃんとわたし(ママじゃなくてすみません…)
ふたりともバッチリ映ってます✌


赤ウケポイントその4 裏側のギャップがたまらない!

「集中ドームミラー」の魅力は鏡部分だけと思うなかれ!
ひとつのおもちゃをすみずみまで確認する研究熱心な赤ちゃんは、鏡の裏側の魅力にも気づきます。
裏返してみると、出てくるのは吸盤として使えるやわらか素材。
それまで見えていた固い素材とは全く違うぷにぷにの触感は、赤ちゃんにとっては魅力的なギャップです。
突然現れた素材がナニモノか確かめるべく、さわったり、なめたりと、鏡面とは別の好奇心を引き出します。

(もちろん、吸盤としてハイチェアのテーブル部分などにくっつけて使うと、赤ちゃんがたたいても落ちなくて便利です◎)

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と、大きな赤ウケポイントはこんなところでしょうか。
「集中ドームミラー」は、とってもシンプルなおもちゃではありますが、赤ちゃんが夢中になる要素をギュッと凝縮してつくられています。
かわばたが言うところの、「赤ちゃんにはわかる謎成分」ですね。

熱中して遊んでくれるからこそ、その時間の中で、他でもない赤ちゃん自身が、大人が(開発した私たちすらも)気づかないような、新たな魅力や遊び方を見つけて教えてくれるんだなと感じます。

ちなみにかつてのわが家では、わが子と夫がコマのようにして回す遊びを開発していました(笑)

「うちの子、最近鏡がスキかも…」と感じるママパパ、ぜひお店でお手に取って、試してみてくださいね~!

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余談:巨大「集中ドームミラー」作っちゃいました!

赤ちゃん研究所では、この集中ドームミラーの魅力を最大級にマシマシにしたアイテムを作っちゃいました。
それがこちらの巨大ドームミラー。

天面では特大ドームミラー、側面は湾曲した鏡面が楽しめます。

照明がたくさん映ってキラキラです!!
ドームとはまた違った湾曲がおもしろい!

つかまり立ちでかぶりついたり、、ねんねで眺めたり、赤ちゃんごとにそれぞれの楽しみ方がありそうです。

インドネシアでのワークショップでも大人気でした!!

残念ながら、この巨大ミラーは一点もので、販売はしておりませんが、「赤ちゃんをあじわうワークショップ」など、赤ちゃん研究所イベントにお越しの際は、ぜひ赤ちゃんと一緒にのぞいてみてくださいね。

ピープル赤ちゃん研究所とは
ピープルが商品開発でもっとも大切にしている『赤ちゃん観察』の視点を活かし、ママ・パパ、社会のみなさんと一緒に赤ちゃんの好奇心を見つける活動をしています。
赤ちゃんの行動を「おもしろい!」「すごい!」と楽しむことで、子育てがより楽しくなったらいいな、赤ちゃんを自然に応援できる社会にしたいな、と願っています。
現在は「赤ちゃんをあじわうワークショップ」を中心に活動中!
▶ピープル赤ちゃん研究所HP
▶赤ちゃんをあじわうワークショップについての記事


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