ぐぅああっ。て苦しむのはマンガだけなのかもしれないと思った夜の話
たまにテレビを見ると、情報もネタが尽きてるなーと感じます。
たぶん今必要なのは、というか欲しいのは笑いとか脱力とか、ゆるむことなんだよな。
そう思い立って、2年程放置していたブログに脱力エッセイをのせることにしました。以前の読者さんが結構見つけてくれて驚き。
せっかくなのでnoteにも転載します。
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ここ数日でいちばん笑いが取れたのは、コロナウィルスのものまねでした。
ただしくはアルコール除菌(しずかに昇天)と除菌水除菌(苦しんで死滅)されるコロナウィルスのものまねなのですが、賢い夫は「その違いはなんなのww」とのことで。
まぁ……完全にイメージだよね。
除菌水のほうがなんか苦しみそうな気がしたのだよ。
てかそもそも、細かすぎて見えないものまねだよね。さすがにわたしも視認したことないわ、ウィルス。
夫は特に、除菌水バージョンがツボな様子。「うわあ~」と力なく除菌される彼に、わたしの目が光ります。
「え? うわぁ? ぐわぁぁぁっでしょ」
「決まってるんだ……。てか、苦しむ時にぐわぁって言う? むしろ苦しすぎると声にならなくない?」
夫もノッてきたようで、演技について議論がはじまります。
「俺は、痛くてびっくりした時だったらうわぁって出ると思うんだけど。あとはせいぜい、ぐぅ、とかかな」
「でるよ!」
わたしは今まで肉体的に苦しい時のことを思い出します。部屋の中を歩き回り「ぐぅぅ」だの「ぎゃっ」だのと声をあげます。不審なことこの上ない。
そして日中にした筋トレのことを思い出し、たしかにぐわぁぁっとは言わないな、と結論づけました。
「ごめん、ぐわぁってわたしも言わないやぁ……」
「でしょ」
「ぴぎぃぃぃぃぃぃぃ! とか ヒィ~~~~~~~ッヤッ!! とかだね」
「え? なに?」
「ヒィィィ~~~~~~~~~ッヤッ!!」
どんな世紀末(マッドマックス)。
「苦しいのにそんなにヒャッハーなの? ごきげんなの?」
夫が畳みかけてきます。だけどわたしは確かに、筋トレ中に発声したのです。ジャンピングスクワットが白眼になるほどきつかった……
今後ウィルス除菌は、シュッときてヒィ~~~~~~~~~~~ッヤッ!
これでいきましょう。