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歌舞伎役者の身分

江戸時代に出雲の阿国が始めた歌舞伎
江戸幕府は歌舞伎役者を商の下の賤民扱い、非人小屋者と同等の扱いとします。
地方の歌舞伎役者だった高々祖父も江戸時代に藩から差別扱いされていたのかは明確にはされていませんが、芸能は一般人には禁じられていたようです。
江戸幕府が歌舞伎役者を悪と見なしたのは、米の石高を上げる事が一番重要であり、米を作る農民が増える事が望ましく、農作業に従事しない娯楽芸能民の歌舞伎役者を悪としたのです。
明治11年に脱税で逃亡・失踪した高々祖父は俳優鑑札を営業停止処分され、生計を立てる手段を絶たれ、跡継ぎの長男を他県に養子に出します。
養子先は江戸時代からの色街で藝妓検番の家です。
高祖父は芸者に踊りの指導をしていたようです。

※私が高々祖父が歌舞伎役者をしていた県にある私立大学准教授(部落解放研究家)に問い合わせたら、歌舞伎役者は非人小屋に居る非人ではなく、芝居小屋の歌舞伎役者は正式な非人ではなく、幕府から非人のような扱いを受けたものであり、正式な穢多非人ではないと教えられました。
芝居小屋と非人小屋は全く別ものだそうです。

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