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なぜ芸者の命が軽かったのか

江戸時代江戸幕府は一般人には芸能の仕事は禁じ、歌舞伎役者、人形劇師、能楽、猿楽等は非人扱いでした。
穢多非人の命の価値は平民の7分の1とされていました。
芸者や遊女に来るのも穢多非人の出が多く、在日も多かったそうです。
芸能民の芸者の命が平民の7分の1ならば、身請け旦那が1人で7人の芸者を身請けしてもいいわけです。
朝鮮半島では芸者、遊女は卑しい奴隷の仕事とされていて白丁の仕事でした。
芸者や遊女を客が殺害しても罪には問われなかったかもしれません。
赤線の時代は女性殺害も事件には取り上げられなかったそうです。
芸者は卑しい仕事なのです。
売春するのも穢多非人の仕事だったのです。
現代は芸能人は優れた文化人扱いですが、世が世なら穢多非人です。
明治維新で穢多非人差別は無くなり四民平等には建前上なりました。
しかし女性差別は残ったまま、女性の人身売買は明治維新後も行われました。
売春防止法が昭和31年に制定されるまで女性の人身売買は公認されていたのです。
酷い女性差別です。
歌舞伎役者が人間国宝になる時代、女性の芸者も人間国宝になる日は来るのでしょうか?
女性を性の道具にしか見ない男社会は変えて欲しいです。
昭和始めまでも、遊女が生んだ私生児は溝に落ちている物を食べて赤痢でバタバタ死に、遊郭の周りは飢餓の私生児の死体だらけだったそうです。

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