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hiho01
鑑札所持のまま逃亡した歌舞伎役者の孫の芸者と商人の婚外子
私の祖父は人事興信録記載実業家と身売り芸者の婚外子です。
芸者の父親は花街三業組合藝妓検番です。
芸者の祖父は歌舞伎役者です。
江戸時代幕府の厳しい身分統制により歌舞伎役者は商人の下の賤民扱いでした。
商いはさせてもらえない身分です。
祖父は戸籍では藝妓検番の八男です。
歌舞伎役者は明治11年に県から俳優免許鑑札を交付されたまま、指定営業区域内から逃亡・失踪し、内務省布達で営業停止を申し伝えられ、鑑札所持のまま営業指定区域内を徘徊していたら本人を留置し警察署に通報するように内務省から布達が出されています。
布達には俳優免許番号、指定営業区域住所、氏名が登載されています。
歌舞伎役者の高々祖父は俳優免許鑑札が取り消され、営業停止させられ、生計を立てる術を失い、家督相続権者であった長男を隣県の花街三業組合藝妓検番の家庭に嗣養子として出しました。
歌舞伎役者のその後の行方は分かりません。
お墓も分かりません。
祖父は戸籍では逃亡・失踪歌舞伎役者の男系の孫になっています。
祖父の実父は実業家です。
祖父の身分は歌舞伎役者なんでしょうか?商人なんでしょうか?
祖父は戸籍では江戸時代賤民扱いだった歌舞伎役者の男系の孫です。