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Vol.104:「方位気学」の先生の話

2014年、沖縄の一つ目の企業の役員になり、陣頭指揮を取りながらも、新規顧客の住宅プランをやっていた頃の話。

私のプランしたものを打ち合わせのたびに提示してると、どうやら、家相風水を見る先生に相談していたらしく、その先生が、私のプランを見て、これ100点。誰が書いたのか!と驚いていた、という話を聞く。

家相風水は書籍などで学んだくらいで、直感で気持ちの良いであろう空間を作っていた。むしろ、家相風水にガチガチな人との仕事はやりにくいなと思っていたくらいである。しかし、専門家から100点と褒めていただけるのは初めての事。

クライアントに紹介してもらい、会いに行った。

中国の福建省に行って本場の風水や方位気学をマスターした方らしく、風水よりも、方位気学がメインらしい。そして、二回りくらい年の離れた女性と再婚し、その女性を秘書としていた。房中術もマスターしているらしく、接して漏らさずの極意を体得しており、高齢にも関わらず、女性を満足させ続けていると豪語していた。それを聞いて、その秘書をまともに見れなくなってしまったというオチがある。

当時は、大分と沖縄をひっきりなしに移動していたから、沖縄入りの良き日時を聞いてみたところ、日が悪い時には、一旦、別の方向を経由してから沖縄入りすると良い、などアドバイスをもらった。

大分から福岡空港を目指す途中に、どこかの神社に行って、水を飲み、気を浴びてから沖縄入りをする、などの事をしばらくやってみた。まあ、お陰で、そうそう行く機会のない神社などに行く事が出来たのだが、何しろ融通が効かない。急な移動には対応させるのが難しいのだ。

これは、方位気学に翻弄されると、何かを踏み外してしまうな、と、そのような動きはきっぱりと捨て去った。

方位気学にこだわって生きてみたらどうなるか。似たような話で、マヤ暦に従って生きてみたらどうなるか。

しかし、私の性分で、3日で窮屈になり、投げ出してしまう。

直感と本能に従う性質だと言われるが、その通りだと思う。

直感と本能を磨き上げる事が最強である。

とは言っても、大安とかそういうものは少しだけ気にはなる。

「天照ノア」は神々に指示されるとき、時間とか方位とかを厳密に指定されてる節がある。宇宙の法則で、方位も重要な要素かもしれない。12支の方位に祭られる龍神。研究する意義は多いにあるかもしれない。

そして、房中術はもっと多いに極めてみたいものだが。

直感と本能を鍛え上げれば、最善の時に最善の方向に行き、最善の出来事に遭遇出来るやもしれない。

続く。

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