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Vol.100:浜比嘉島のミルク門

浜比嘉島のシルミチューに隣接する場所にコテージを運営する老夫婦がいる。

沖縄に移住した直後くらいに、1人で浜比嘉島ドライブをした時、シルミチューに行く途中でミルク門という看板に誘われて、裏道からそのガーデンにたどり着いた。

蝶々が乱舞しており、天国に迷い込んだような錯覚に落ち入る。

ドリンク付き入園料を求め、ドリンクを飲みながら、この老夫婦から、この場でこう言った事を始めるストーリーを聞く。何かのお告げのようなもので、神の島とされる浜比嘉島の聖地シルミチューに隣接する広大な土地を所有し、コテージ業で生計を維持しながら、聖地の管理人のような生き方を行なっている。

この庭から、岸壁の頂上の展望台、ミルク門。不思議な空間が広がっていた。
彼曰く、浜比嘉島のこの場所が最も重要なポイントだという。斎場御嶽を反転し小ぶりにしたような場所がミルク門とされている。不思議な神様の姿が岩に映し出されているとされ、龍の首そのものの形の岩や、何かを見通す事の出来る穴のあいた岩など、見所も多い

ミルク門に案内されたとき、その門に正対すると、全身をブルブルと震えが下から上に駆け上っていった。夏の暑い時期であったが、震えが止まらない。
気持ちの悪い震えではない。

後日、北谷の「恵比寿ノリコ」にリーディングしてもらう機会があり、この体験について聞いてみた。その女子は、私の後ろにいる存在と会話を始める。そして、「龍が体の中を駆け上って行った現象みたいね」という。
その意味合いを聞くと、ステージのレベルアップという事らしかった。

確かに、このタイミングで、沖縄の企業の二つ目の役員に就任しようとするタイミングでもあった。

その後、数回行くが、もう、そういう体験はないのだが、先日、浜比嘉島でであったカミンチュの男性は、この老夫婦と古い付き合いだという。おいおい、この場所の詳細な話が聞けるやもしれない。

このミルク門。ミルク神、つまりミロクでり、弥勒菩薩であり、布袋様でもあるとされる。その門。369の門。それを守り続けている老夫婦。

沖縄のミルク神信仰は各地にある。

御嶽、神道、仏教、龍神、弥勒、熊野権現、古代ユダヤ、キリスト教、スピリチュアル、宇宙。沖縄ほど、世界中の宗教が混在する場所は無さそうにも思える。

浜比嘉島に行ったならば、このミルク門にも足を伸ばして、何かを感じ取って欲しい。

続く。

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虹の森の国
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