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サンゴの復活
クラブハウスで、田中律子さんが、沖縄移住してサンゴの保全活動を15年も継続している事を知る。
健康増進のためのビーチウォーキングが、ビーチクリーンに進化し、海中ゴミ拾いやサンゴの保全にまで繋がってきた。
幸いにも、私はスキューバダイビングのアドバンスまで持っている。
となると、ダイビングしての海中ゴミ拾いとサンゴの保全という活動に参加する事は、比較的にスムーズに進行していくように思えた。
田中律子さん、好感度はある。恩納村あたりで、築十年のビーチに面した住宅を購入し、年数をかけて、素敵にリノベーションした自宅をYouTubeで公開していた。なかなかのセンス。沖縄移住者は、一旦、中古住宅を買い、暮らしながらリノベーションしていく方が多いようにも思える。まずは、拠点を確保する。
一旦、賃貸でも良いとは思うが。
さて、せっかく、田中律子さんが、珊瑚の保全のNPO団体をやっているので、賛同してみようと思う。
さて、津波古の人工ビーチ。以前は、浅瀬で海産物が良く取れた場所だったらしい。堤防整備と区画整理によって、人工ビーチが作られた模様。
このビーチ内にサンゴが復活しうるだろうか。もともと、サンゴはなかったであろう場所。たぶん。沖縄戦の終盤に米軍がこの海辺に不発弾など大量に遺棄したらしく、朝鮮特需で、子供達が不発弾を集める際に、爆発に巻き込まれたと、ボランティアの古老は語る。血の匂い。肉の焼ける匂い。
そんな記憶がこのビーチの歴史にある。
人工ビーチの湾内にサンゴが生殖しうるか。
ボランティア古老によれば、ビーチが出来た直後よりも、生物が住み着き始めたらしい。自然の復活力はすごいものがある。
サンゴが復活し、色とりどりの熱帯魚が住み着いてくれたら、まさにヘブンズビーチとなるだろう。
ビーチゴミ拾いのその先に、そんな楽園の幻影を見た。
しかしながら、ダイビング、海中ゴミ拾い、ビーチクリーン。移住者達が一生懸命に活動している事がわかる。感覚的にそう感じる。うちなんちゅは、海に行かない、泳がない、日焼けしたくない、ビーチパーティのみ。そんな印象がある。
沖縄の海を汚してきたのは、内地資本による開発か、移住者か。
それとも、経済発展のため資本を呼び込みビジネスに繋げていったうちなんちゅか。
沖縄の綺麗な海は、100年後の子供達に残せるのか。
いろんな事を考えさせられた。
そして、移住者や沖縄好きの旅行者の単発的な活動も大事だが、海辺に暮らす人々の地道で小さな毎日の行い。そこに永続的で持続可能な何かがあるように思えた。
サンゴの移植を週に一つ続けて行ったらどうなるか。サンゴ移植について学びを開始してみたい。
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