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自分を占って当たらない理由

卜占にて、占い師が、自分のことは当たらないから、自分は占わない、という言葉をよく聞きます。よくあるケースです。

断易においても、いざテーマをもって自分を占い、用神に迷うということがしばしばあります。

原因のひとつ、と言いましょうか、
その大きな理由は以下の通りです。

【わからない?】

自分の意識が、得卦を理解できない、状況が見えない、判断できない、などの打ち止め状態を導出する場合、そのときのマインドが成立する基盤あるいはそのバックグラウンドに、感情的に抵抗、もっと言えば現実の得卦に反発するバイアスがかかっていることを見逃してはなりません。断易にて自分のことを占って用神が定まらないということになるのはこうした理由によるものです。

以上の点は、実際自己感情により主観を形成するという心の構造から避けて通れないがゆえに、わかっていながらもその罠に知らずにはまっている、そうした盲点になっていること、これはまさに感情のバイアスがかかっていることによるわけですが、スッキリと卦を読めない、つまり得卦を見えなくさせるという今回のテーマも、この作用と同一で異なる形の現れである、と言うことができます。

くれぐれもここに細心の注意を払い、十分に、意識的に配慮し、感情を排除していく、自己放棄の強さがなくてはならない、というお話です。

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