占例:当選の可否
たまには、お堅い話ばかりではなく、占例を。
駐車場の件です。
マンションの自営駐車場は、3階建になっております。
上階になればなるほど、その利用料金は安くなっております。
退去などの理由で駐車場に空きが出ると、住民に周知され公募します。
3階には屋根がありません。
いわゆる青空駐車状態です。
希望者は、抽選券を入手し、その結果を待ちます。
1つの空きに対し、申込者は15~20名程度。
空き場所が2階や1階になると、15倍から20倍と、なかなかの倍率です。
ある方がこの一階の空き駐車場に申し込み、
「当選するか」を占いました。
断易得卦は、以下の通りです。
占日:寅月壬寅日/得卦「山沢損ー地沢臨」
当選の可否ですが、駐車場ですので用神は「父母爻」になります。
この用神の状態、及び世爻との親和性を測って占断します。
視野を応爻をも含めて世爻の状態を気にしつつ、発動している爻があればなぜ発動しなければならないのか、その辺りを留意して全体像を見極めます。
得卦は、上爻である応爻に原神となる官鬼爻が臨み、これが発動して回頭剋になっております。
悔しいかな、今回も落選ということになるでしょう。
用神が旺相し、世爻がその恩恵を受ける兄弟爻になっておりますが、わざわざ原神が潰れていることを示している意味をしっかりと捕まえます。
結果、「落選」の通知を管理事務所から受けております。
以上、シンプルな占例ですが、断易はこうした当たるかハズレになるかという白黒つける未来予測は、明白に示すのだという事例です。
学習者に参考になれば、幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?