【本要約】自分のアタマで考えよう‐第一章- 最初に考えるべき「決めるプロセス」
かわいい表紙してるのですが、結構アタマを使わされる本で個人的に体力を奪われるものでした。(題名通り)図が多いので、要約が難しいところもありますが第一章に突入です。
第一章 最初に考えるべき「決めるプロセス」
何時間、何週間もかけ会議しても新規事業を「進めるのか否か」が決まらなく、情報の資料だけが分厚くなっていく。結局、他社が先に始めることをニュースで知り、自社も進めることを決定する。多くの時間をかけた会議はなんだったのか?こうなった原因は「考える」ことをしていないからです。情報を集めただけであり、今回の事業には「どんな情報が必要で、何があれば決断できるのか」といった「意思決定のプロセス」が明確になかったのです。まずは、このプロセスから決めることを会議ですべきでした。人間は、情報収集やデータ入力をひたすらすることで考えた気になりがちです。それを行ったうえで「あなたの結論は?」と聞かれたときに応えられなければ、「考えた」とは言わないのです。自分の一日のスケジュールを見たとき、どれぐらい「思考」に使っているでしょうか。11時間勤務していても意外と2時間ぐらいです。まずは、この「思考時間」を意識し、「考える」時間を増やすことが大切なのです。
(感想)ここを読んで真っ先に思い浮かんだのが受験勉強です。ノートに書いて覚えた気になっていたことが多々ありました。労力と時間を使うからやった気になるんですよね。「詰めた知識を使って、問題の回答を考えて、結論を出す」ここまでやって勉強したと言えるんだと思います。ここに出てくる「意思決定のプロセス」とは仕事だけでなく、日常でも立てることができると思いました。例えば、旅の目的は、食なのか、レジャーあのか、ホテルなのか。食なのであれば、ご当地のもので、予算はこのくらいで、ホテルの近くで。これぐらい先に決めれば簡単にプランを立てられるなと思いました。真っ先にるるぶを買って、全部から選ぼうとするからなかなか決まらないですよね。仕事やゼミでも、「何のために今これをしているのか」を具体的に頭で理解しながらやることで、「考える」場面に直面したときに結論が出やすくなるのかなと思いました。