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2/23水:朝帰りには賭けを。

昨日は4年生の卒論発表を労う飲み会で深夜までカラオケにいたから、始発で帰ることになった。

実家暮らしの私は、日付が変わる前に自宅に帰らない旨を連絡していたから特に気にせずに過ごしていたのだが、ふと、このまま帰宅すると自宅マンションのチェーンが閉まっている可能性に気づいた。

普段私は外泊するときには2つのパターンがあり、1つは研究室に泊まってそのまま翌日も研究室で過ごして夜に帰宅するパターン、もう1つは今回の朝帰りパターンである。

ここ数日は前者が続いていたので、帰らない連絡を受けた瞬間に父親がチェーンを閉めている可能性が大いにあったのである。

ここで私は何を思ったか、チェーンが空いていることに賭けてしまった。

自宅マンションの前まで歩いて到着した午前6時、おそらくまだ寝ているであろう両親を起こさないようにカギを開けてゆっくりと恐る恐る玄関ドアを開けると、案の定、チェーンが突っ張る感触を感じた。

賭けが外れた。

その事実がわかってから、すぐに踵を返し、とぼとぼと駅まで歩いて、数駅先の快活CLUBに向かった。

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