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6/13月:博士論文執筆には時間外労働の時間を。

遊ぶのは昨日までで、今日からはいよいよD論に向けて本腰を入れるのだと決意したのは良いものの、結局1日のほとんどの時間が後輩たちの研究相談の時間に使われてしまう。これは、意識的に減らさないと減らないだろうと思う。

明日は午前中にオンラインゼミ、夜は用事があるので、久しぶりに自宅作業にしてみることにした。今後はこうして、意識的に研究室の外で作業する時間を作り、話しかけられないようにすることが必要になってきそうだ。

これもある種、環境デザインの一部だ。

彼らが研究室にいる時間は後輩たちの研究について考えたり作業ゲームをする時間とし、彼らのいない時間、すなわち夜間や土日などの、一般企業で言うところの時間外労働に当たる時間を使って一人ゆっくり考えられる時間を取るか、もしくは研究室を出るしかないのである。

こう考えると、研究室で最も研究を頑張らなければならない博士課程の私が、なんだか研究室内から虐げられているような感覚にもなってしまいそうだ。

しかし、これは仕方ないことなのである。それが博士課程の学生の仕事なのだ。後輩たちの研究相談にも乗ることが、自分自身の能力向上にもどこかでつながるはずなのである。

とはいえ、最終年度だから、悠長なことを言っていられないことも事実だ。今日、別の研究室で博士を取得された先輩が当研究室を訪問してきたのでお話を聞いていたら、この1年で一番大変なことは、当たり前だが、日本語の博士論文を執筆することだったらしい。

研究成果としての論文数は足りているとすれば、問題は時間内に博士論文をきちんと書き上げて提出し、公聴会でのディフェンスを乗り越えられるかどうかなのだ。そこまで、何とか頑張らなければならない。

忙しさが重なったときには、全てうまくいくか、全てうまくいかないかのどちらかだし、既に決定してしまったことは後から正解だったことにするしかないのだ。

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