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残り時間でできたものが自分の実力なのです。

この時期まで来ても、博士論文執筆に気持ちが乗らない。

そんなことを言っている場合ではないところまで既に来ているのだが、そもそもこのテーマについて考えることを脳が拒んでいるようにさえ感じる。

バリバリにエンジンをふかして書き上げてしまいたいと思っているのだけれど、大事なガソリンがタンクの中に一滴も入っていないような、どこか空虚な感じなのだ。

こういうとき、私は自己嫌悪に陥り、普通に三食のご飯を食べることすらも申し訳ない気持ちになってくることがある。

そんな風に考えてしまう人生は一度終わりにして、自分という人間を受け入れられる強さを持ちたいと、常々思う。

これまでの自分を飛び出して、全く別のフェーズに乗り移るためには、一定の勇気が必要になるように思われる。

しかし私が思うに、実際のところは順番が逆のような気がしている。つまり、勇気があるからその環境や今の自分自身を抜け出せるのではなく、今の環境を飛び出した人間に後から勇気が与えられるのである。

その理想の姿は、ノアの箱舟に乗った多種多様な動物たちの中から、その箱舟からさえも飛び出していけるようなユニコーンさながらである。

そうした数か月先の自分の姿を希望にして、今の時期を乗り越えるしかないのかもしれない。

もう残り時間は決まっているのだ。
過ぎた時間は返ってこない。

だとすれば、その残りの時間を使って何がどこまでできるのか、最善を尽くすよりほかない。もしそれで学位が取れようが取れまいが、それも含めて自分の実力なのである。

ちょっと応援したいな、と思ってくださったそこのあなた。その気持ちを私に届けてくれませんか。応援メッセージを、コメントかサポートにぜひよろしくお願いします。 これからも、より精神的に豊かで幸福感のある社会の一助になれるように挑戦していきます。