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#14 5年理科「もののとけ方」②
今日はシュリーレン現象を観察したときのことを書いていきます。
シュリーレン現象とは、水や空気のような透明な物質の中で、部分的な密度の違いによって光が屈折し、もやもやが見えることです。
教科書ではお茶を入れる用のパックに食塩を入れて、それを固定して、水につける様子が出ていましたが、この準備を全クラス分するとなるとなかなか大変。
そこで、大阪成蹊大学の福岡亮治先生のセミナーで教えてもらった方法で、手軽にシュリーレン現象を観察しました。
用意する物は、わりばしとモールとパインあめです。
子どもたちはパインあめが出てきただけで、なぜかテンションが上がっていました。
#食べるわけではない
モールをパインあめの穴に通し、わりばしの真ん中にぶら下がるようにつけます。
あとはそれを水の入ったビーカーに設置するだけです。
とても簡単で、子どもたちで準備ができます。
パインあめを水につけると、ものの数秒でとけ出し、シュリーレン現象を観察することができます。
「なんかでてる!」という声とともに、じっくり観察する子どもたち。
すぐに動画を撮ろうとする子も。
記録したいと思ったときにすぐにできるのって便利。
しばらく観察したあとに、「もっとよく見えるアイテムがあるんだけど、いる?」と聞くと、「いる!」という返事が来たので、そのアイテムを登場させます。
そのアイテムとは、白と黒のしましまシートです。
これももちろん福岡先生に教えてもらったものです。
このしましまシートをビーカーの後ろに立てて見てみると…
さっきよりもくっきりと、もやもやを観察することができます。
子どもたちも「すごーい!」となっていました。
そこからもうしばらく観察して、最後にとけるとはどういうことかをまとめて授業を終わりました。
ということで、3学期最初の実験として、驚きが大きいのにお手軽という方法を紹介させていただきました。