Ogaki Mini Maker Faire 2024で自作ペンプロッタを愛でる会
2024年11月23日(土)~24日(日)に岐阜県大垣市のソフトピアジャパンセンタービルでOgaki Mini Maker Faire 2024が開催されました。今回のOgaki Mini Maker Faireでは自作ペンプロッタの盛り上がりを感じられる出来事が沢山ありました。ハッシュタグ「#自作ペンプロッタを愛でる会」が付けられたtweetを中心に、Ogaki Mini Maker Faireで展示・話題となったペンプロッタなどを紹介します。
メカトロ同好部エルチカさん「レコプロッターDX-G」
メカトロ同好部エルチカの一員として出展されたパスコンパスさんは、今回のOgaki Mini Maker Faireでのペンプロッタ盛り上げの立役者でした。2週間前のNT名古屋でも出展されていた新作「レコプロッターDX-G」を、短い間に更に改良を重ねられて展示されていたのが衝撃的でした。
Ogaki Mini Maker Faireの前に、パスコンパスさんは「自作ペンプロッタは技術の総合格闘技」という言葉をテーマにした絵をtweetされました。YモードPさんのtweetでの言葉に触発されて作成されたもので、YモードPさんのご助言により「自作ペンプロッタを愛でる会」のハッシュタグに関する記述も後に追加して頂きました。
更にパスコンパスさんはこの絵のデータを公開され、自由に掲示しても良いとコメントをして下さりました。そのお陰で、Ogaki Mini Maker Faire 2024ではこのステキな絵をA3用紙に出力してポスターとして掲示し、更にポストカードにして来場された方に配布することが出来ました。
パスコンパスさんはOMMF2024参加レポートの中でも、展示作品の紹介に加えてこの展開について熱く語って下さっています。パスコンパスさんのご好意・ご尽力により、多くの方にペンプロッタ作りの魅力を伝えられることができました。ありがとうございます。
のるLABさん「脈波ペンレコーダー」
のるLABさんは多彩な展示作品の1つとして、脈波ペンレコーダーを出展されていました。メイカー系イベントではお馴染みの作品で、パスコンパスさんの「技術の総合格闘技」ポスター/ポストカードでも、様々なペンプロッタの一員としてペンレコーダーが掲載されています。今回もインクが無くなるくらいの勢いで、ペンレコーダーが活躍されていました。
Yara:Makersさん「ゲームコントローラXペンプロッタ」
ダイヤルで生成した幾何学模様を往年のペンプロッタで描画する「SPIRO MAKER」で有名はYara:Makersさんは、独自の制御基板に換装したカッティングプロッタiDecoraをゲームコントローラで制御するペンプロッタを出展されていました。
今回もSPIRO MAKERを体験させて頂いたのですが、初めて出展者タグに幾何学模様をプロットしました。はがきサイズの用紙にプロットできると、可能性が更に高まるのだと痛感する出来事でした。
いしかわきょーすけ「直動機構モジュールを使用したペンプロッタ」
9月のMaker Faire Tokyo 2024に続き、直動機構モジュールを使用したデルタロボット型ペンプロッタや双腕型ペンプロッタを出展しました。新作のM5Stack CoreS3タッチパネルによる手書き画像プロットシステムも多くの方に試して頂きました。
ProtoPediaのひげだるまさんには、双腕型ペンプロッタについて「キャラクター性のあるペンプロッタ」として紹介して頂きました。更にデルタロボット型ペンプロッタの細かい所まで紹介して頂きました。ありがとうございます。
今回のOgaki Mini Maker Faire 2024の開催前に、事前にデータを送って頂いた方にペンプロッタで出力した紙をお渡しする企画についてアナウンスを致しました。今回はパスコンパスさん、dominoTECHさん、一瀬卓也さんの3名の方に企画に賛同して頂き、データを送って頂く展開となりました。パスコンパスさんのデータは会場でもペンプロッタで出力し、来場者にもお渡しすることが出来ました。
更に会場で、何人もの方が企画への参加を検討されていたことを知りました。今後のこの企画は続けることとし、メールによるデータ受取は常時行うことにしようと思います。
野生の出展者 ハギテックさん
いつもMaker Faireでステキなペンプロッタを出展されているハギテックさんは、出展申込み忘れで残念ながらOgaki Mini Maker Faire 2024には出展されていませんでした。しかし1日目に来場され、この日のために用意された新作ペンプロッタのモックアップを見せて下さいました。
リニアガイドを構造体とし、GT2タイミングベルトをラックギヤとして使用するもので、これまでの合体分離型XY多色ペンプロッタを更に小型化したものになるようです。来年のイベントでお披露目されるのが今から楽しみです。
来年は新しい自作ペンプロッタを沢山見られるか!?
Ogaki Mini Maker Faire 2024の会場では、何人もの方からペンプロッタを作ろうと思っているとのお話を伺いました。その中のお一人である大江公夫さんは、早速CoreXYによるXY直動機構の動画をtweetされています。
似たような構造、部品を使っていても、ペンプロッタには作り手の個性が宿ると思っています。来年も自作ペンプロッタの輪が広がることを願ってやみません。