すきなひと
すきなひとができた。
すきなひとっていうか、大切なひとができた。
抽象的だね。
でも人生って大抵抽象的だし、いいよね。
7月くらいの日記に、なんか、すきなひとを作ってない自分すごいぞみたいなこと書いてて笑っちゃった。
でも作ったわけじゃなくて、気づいたらすきになってたならいいよね。許してあげてほしい。
すきなひとのことを書くぞ。
もうね、日記がめっちゃ書けてないじゃんとか、これ日記じゃなくてポエムじゃんとか。
色々思いますけどね、日記なんてほぼポエムよ、と開き直って、すきなひとのことを書きます。
いいんだ。ここは私の場所なので。
……マザー2のボスの文句だいすき。
かっこいい。
すきなひとのことを書きます。
大切なひと。多分、恋愛的なすきじゃないから、そう書いた方がいいんだろうな。
すきなひと。えっと、そうだな。
やさしいです。優しくて、真面目で、律儀です。それがたとえフリだとしても、根底の真面目さが滲み出ているので、構いません。すき。
日常的に、「私はあなたのことがだいすきで、大切です。」と言いまくっているので、相手にも少しは好意が伝わっていると信じてます。
なんだこれ。ポエムでもないな。
好きって言うと、照れてらっしゃってね、かわいいの。可愛くて丁寧で、すき。
なんですきになったんだったとか、この年齢にもなったことだし解明できるのでは、と思って考えたんですけど。
きっかけは、ともかく、思い出せる範疇で、あれかなあって言うのがあって。
7月の終わり、夜にね、なんとなく声を掛けたら返事があって。
「夏がもうすぐ終わっちゃうのさみしい」って、そんな感じのことをすきなひとに言ったんですよね。なんとなく、別に他意もなく、思ったことをつらつら~って。
そうしたら、「まだこれからだろ」ってさらっと言われてしまって、私は、ああ、確かにそうだなあって思って。
それから8月が終わるまで、生きてきて自分からやってこなかった夏のことをやったんだよね。ひとりで、能動的に。
そんなことしたことなくて、こんな動けた自分にも、その人の言葉がきっかけになってることにも、驚いて。
それからどんどん、あそこ行ったとか、あれを食べたとか、写真とか、その人に送って。
すごく楽しんでくれるってわけじゃないだろうけど、ぽつぽつ、返事とか感想をくれて。
ああ、うれしいなって思ったんですよね。
ああ、この人に会えてよかったな。
この人に、夏の楽しみ方を教えてもらえた。
みたいに、年甲斐もなく思って、もうそうしたらめちゃめちゃ好きでね。びっくりした。
あ、1000字越えちゃった。
また書きます。
だいすき、ありがとう。おやすみなさい。
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