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令和4年4月7日の昼飯

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本日、食したカップラーメンはこちら!

acecook
「大吉」
鯛だし塩ラーメン

だぁぁぁぁぁぁ!

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早速! いただきます!
図書カード!! 当たれぇぇぇぇぇぇぇ!

ということで、最後の一個!
どうだぁぁぁ!

はずれぇぇぇぇえぇ!

くそっ!

6個全部、外れか……
いや、まぁ、分かっていたよ……
6個ぐらいじゃ当たらないことぐらい。

でもやっぱり、なんか面白くない……
なんでだろう……

なら、また次、買うか?
う~ん。
悩むなぁ。

ぶっちゃけ、味なら他にもおいしいものがあるし。
外れるたびにイラっと来るのは精神的によろしくない。
せめて、当選確率ぐらい書いておいてくれれば……
それかさぁ……もう、ネタとして、「滅多に当たりません! 当たった人は超大吉!」とでも書いておいてくれれば、納得できるんだけどね。

ということで、今日は「なんか面白くない」つながりのお話を!

俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク10+なろう35合計45万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。

 少年たちは、そんなタカトの様子が面白くないのか、その矛先をビン子へと変えた。
「貧乏な! 貧乏な! ビン子ちゃん! そんな奴より、俺らと遊ぼうぜ! 遊んでくれたら金やるぜ。ほらほら、この銀貨欲しいんだろ?」
 少年たちが、面白そうにビン子の手を掴つかんだ。

「なんでアンタたちと! あっち行きなさいよ!」
 ビン子は、その手を振りほどこうと、懸命に手を振る。
 しかし、少年たちは、その反応が面白いのか、更に握る手に力を込めた。

「痛い!」
 ビン子が悲鳴を上げた。

 タカトが、キッとビン子をつかむ少年をにらみつけた。
「ベッツ! その汚い手を放せよ!」
 その瞬間、タカトがベッツと呼んだ少年の手をつかんだ。

 タカトは握る手に力をこめる。 
 自分がバカにされるのは耐えられる。
 そんな痛みなんか我慢すればいいだけのこと。
 まったくもってクソくらえである。
 しかし、ビン子が馬鹿にされるのは気持ちが悪い。
 自分が小突かれるよりも心が痛む。

 そして、この、心の痛みは、耐えがたい……

「何言ってんだ? コイツ!」
 ベッツと呼ばれた少年はニヤニヤと笑い、周囲の仲間に同意を求めた。
 周りの少年少女は、口笛を吹いたりしながら大笑いしている。

「よー! 熱いね! タカト君!」
「超弱いくせにイキるなよ!」
「なんかウ○コみたいなにおいがするよ! あっウ○コか! キャアハッハハ」
 やっと反応したタカトの行為に、少年たちの冷やかしはヒートアップしていく。

「ベッツ! 放せって言ってるだろ! ビン子に手を出すな!」
 タカトはさらに語気を強くした。

「オイオイ、コイツ何、熱くなってんだよ! 弱小オタクが!」
 ベッツは、ビン子の腕を離すと、タカトの胸倉をつかみあげた。

「弱いくせに生意気言ってんじゃねえぞ!」
 ベッツは、そのままタカトをつき押した。
 よろけるタカト。

 しかし、タカトは倒れない。
 いつもなら、尻もちをついてたおれる貧弱なタカトが今日に限っては倒れない。

 ――なんか面白くない。
 ベッツの顔がそういっているように見える。

 タカトに歩み寄るベッツ。
 周りの少年少女は、さらにはやし立てる。
 ベッツの拳がタカトの腹部を突き上げるように入った。

 ぐはっ
 タカトは腹を押さえうずくまるように倒れ込んでいく。
 しかし、タカトの足が自然に前に出る。

 コレでも倒れない。

 睨みつけるタカト。
 さすがに、これには少々いじめっ子たちも怯んだ。

「店の前で何やってんだい!」
 その時、女の声がした。
 タカトたちが食料をいつも買う店の女主人である。

「やべぇ! にげろ! 今日は、これぐらいにしておいてやるよ」
 少年少女たちは、笑いながら道の向こう側へと駆けて行った。

 ふらつくタカト。
 いそいで、ビン子が駆け寄った。

「タカト、大丈夫?」
「アホか! 痛えに決まってるだろうが! これが大丈夫に見えるのかよ?」
「だって、今日は、地べたに転がってないから」
「ふん! 今日は、コレがあったからな?」
「コレって、何?」
「聞いて驚け! コレは『スカート覗のぞきマッスル君』だ! どんな無理な体勢からも、コケることなくスカートの中を覗くことができる姿勢制御のすぐれもの!」
「また、アホなもの作ってからに……」
 ビン子が顔を手で押さえた。
 しかし、その手で覆おおわれた瞳ひとみからは、大粒の涙がこぼれ落ちていた。

 だが、タカトの表情が少し硬い。
「……本来、俺の道具はケンカに使うものじゃない。俺の道具は、みんなに夢を与えるものなんだよ……そう、みんなを笑顔にするため」

 ――そう、それが母さんの最後の願い……

 第6話 タカトの心(1) より

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