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令和6年1月15日の昼飯
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本日、食したカップラーメンはこちら!
徳島製粉
「金ちゃん ラーメン しょうゆ味」
だぁぁぁぁぁぁ!
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早速! いただきます!
もう、令和六年も15日経ってしまいました。
あと、残すところ351日。
うん……1日多い?
そうか、今年はウルウ年か……
皆さんは、どの年がうるう年になるか知っていますか?
国立天文台のホームページによりますと、
(1)西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。
(2)(1)の例外として、西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする。
例えば、西暦2004年、2008年、2012年……は(1)に当てはまりますので、うるう年になります。また、西暦2100年、2200年、2300年は(2)に当てはまりますので、平年となります。さらに、西暦2000年、2400年は、100でも割り切れますが400でも割り切れてしまいますので、(2)には当てはまらず、(1)のとおりにうるう年となります。
と、記載されています。
ということは、次のうるう年は2028年という訳ですね。
ちなみに、うるう秒は廃止されそうですね。
国連の専門機関・国際電気通信連合(ITU)の会議は11日、1日の長さに1秒を加える「うるう秒」を、原則2035年までに廃止するとした決議案を採択した。うるう秒を追加する度に、コンピューターなどでシステム障害が発生するリスクが高まるためで、ITUが廃止を検討してきた。
ということで、今日は「ウルウ」つながりのお話を。
「そのためには、アイナちゃんに俺の知っている歌をすべて叩き込む! 覚悟はいいかぁぁぁぁぁ!」
アイナは嬉しそうに声を上げた。
「はい! タカトさん!」
燃える男タカトは天へと咆哮を上げた。
「俺のことはプロデューサータカトとよべぇぇぇぇい!」
「イエッサー! プロデューサータカトさん!」
ぴしっと姿勢を伸ばして敬礼するアイナちゃん。
真音子も一緒に
「いえっさ~ プロデューサーお兄ちゃん!」
「あの……タカト……水差すようでわるいんですけど……」
ビン子があきれながら声をかけた。
「何度言ったらわかルゥんじゃぁぁぁぃ! ビン子ぉっぉぉ! 俺の事は、プロデューサータカトとよばんかぁぁぁぁぁい」
「はいはい、そのプロデューサータカトさん、で、ステージの製作はどうするんですかぁ? あんた、権蔵じいちゃんから道具作りしろって言われてるんでしょうが」
!?
ピタリと固まるタカト君
そうでした……
「サボったら、じいちゃんに怒られるわよ……プロデューサーさん」
「なら、道具作りが終わった後ならどうでしょう?」
それを聞くアイナがタカトに問いただした。
「プロデューサータカトさん、私たちに歌を教えてくれるんじゃなかったの?」
アイナが目をウルウルさせながら見つめてくる。
――うぅぅ、これはこれで断れない……
タカトはたじたじ。
――うぅぅ、体が一つしかないのが妬ましい……
こういう時に体が二つあれば……
せめてステージづくりだけでも誰か手伝ってくれまいか……
――というか、だれか手伝って……
と思っても、この駐屯地の雰囲気ではそれは期待できそうにない。
ここに来たばかりのコウセンでさえ、アイナを忌み嫌うような態度を示しているのだ。
とても駐屯地の守備兵たちにアイナたちのためにステージづくりを手伝ってくれなんて頼めそうになかった。
――困った……困った……コマンタレブぅ~♪
フランス語であいさつなんかしとる場合とちゃうやろ!
そんな時、薄暗くなった城壁の上から声がした。
「ごきげんいかがや! その役目!」
「お元気でしゅか! 俺たちが!」
「引き受けてあげよう! オホホホホ!」
見上げるタカトの目に、三人組の人影が映った。
「「「とぉぅぅぅっ!」」」」
三人の体はクルリと回転したかと思うと勢いよく城壁から飛び降りた!
一応言っておくが城壁の高さは四階建てである。
ボコ! ボコ! ボコ!
という音ともに、地面に顔面からめり込む三人組!
いまやタカトの目の前には三つのタケノコがそそり立っていた。
だが次の瞬間、そのタケノコがまるでロケットでも打ち上げるかのように、暗い空の中へと舞い上がっていく。
ビヨッォォォオン!
跳ね上がった顔から吹き出る鼻血がまるで噴射ガスのように赤くまき散らされていく。
しかし、大きく見開かれた眼は白目をむいたままで、まったく生気を感じられなかった。
先ほどの地面との衝突で、すでに意識を失っているようである。
どうやら、彼らの腰に巻かれた伸縮性のあるロープによって体が宙へと舞い戻っていったようなのだ。
三人組は体に巻いたロープを外すと鼻血を拭きながらタカトたちの前に歩み寄ってきた。
「すまないや。無様なところを見せてしまったや」
「どうやら、必要なロープの長さの計算を間違えてしまったしゅ」
「だから、私が計算するって言ったじゃない! オホホホ」
せっかくカッコよく登場しようと思ったのに、全くキメることのできないこの三人組。
これでは、まるでタカトの様ではないか。
だが、それを聞くタカトとビン子は固まったまま。
だって仕方ないじゃん!
この三人、いきなり現れたかと思ったら勢い良く地面に突っ込んだんだよ。
それも四階建ての高さから。
しかも、当の本人たちは全く気にすることなく鼻血を拭いてるだけ。
普通、死ぬよね……普通……
そんなタカトに気付いたのかアイナが声をかけた。
「プロデューサータカトさん! 大丈夫よ、彼らも第三世代だから、少々の事なら平気よ! たぶん……」
三人達がさっと山の字のようなポーズをとった。
そして、いきなり真ん中の男が大声を出した。
「俺は、レイかいや?」
咄嗟にタカトは突っ込んだ!
「知らねぇよ!」
この眉なしの顔面デカ男はどうやら頭から突っ込んだ拍子に、記憶でも失ったようである……
山の字の右でポーズをとる男がむき出しの歯の奥からだみ声で尋ねた。
「俺は出世しまっしゅ?」
「だから知らねぇよ!」
お前らの労働環境なんて知らねえよ!
というか、お前ら、働いてんの?
今度は左でポーズをとる男が上目遣いで頬を赤く染めながらぼそぼそとつぶやく。
「タイプやわ~♪ オレ、抱いてッか? オホホホホ」
「なんでやねぇぇぇぇん! なんでお前を抱かにゃならんのだ!!」
怒りで醜いしわが寄るタカトの顔面は、鉄仮面で拘束でもしないと秘孔によって内部から破裂してしまいそうなほどにまで崩壊していた。
そんなタカトが叫ぶ!
「ひゃはぁぁぁぁぁ! お前の名をいってみろぉぉぉ!」
恥ずかしそうな表情を浮かべたアイナがタカトの肩をトントンと叩く。
「あれ……彼らの名前なの……」
「へっ?」
そういうとアイナは真ん中の細い吊り目のまゆ無し男指さした。
「彼は、レイ=ガイヤ。通称ガイヤ。なんと……スイチョウケン……の使い手よ……」
タカトは驚く。
「えっ! あいつ万命拳と同じような拳法が使えるのか?」
首を振るアイナ。
「ううん。使い手というより使い走り。要は定食屋『水鳥軒』のただのアルバイトよ」
はい?
というか、働いてたよ……こいつら……
次に右側のだみ声のむきっ歯男を指さした。
「彼の名前はシュッセイ=C=マッシュ。通称マッシュよ。私、彼だけは怖いわ……」
震えるアイナにタカトが気づいた。
「そんなに、怖い男なのか……」
「えぇ……彼がオーライと発すると……」
「発すると?」
ごくりとつばを飲み込むタカト。
「すごいスピードでスカートがめくられるの……しかも、両手で二人同時に!」
「なんだって! 二人同時だって⁉」
それは俺でも不可能だ!
できる!
奴はできる男だ!
「そう、彼こそ真のダブルオーライザーなの……」
はい?
そういい終わるとアイナは最後に残った左側のおかっぱ頭のおちょぼ口を指さした。
「彼の名前は、オレダイ=テッガ。 通称、オレテガよ」
「こいつもなにかいわく付きなのか?」
「ううん……ただのオカマよ……ただ……」
「ただ?」
「彼がスカートをはくと、浮くように移動するの……」
「浮く?」
「そう、ホバー走行のようにアッという間に距離を詰めてくるの……そして、最後には……」
「最後には……」
何かの気配を感じて振り向いたタカトの目の前にオレテガの顔面があった。
――近い!
だが、そうタカトが思った瞬間。
ぶちゅぅぅぅぅう!
一瞬、気が遠くなるタカトの耳奥にかすかにアイナの声が響いた。
「キスをするの! それも男だけに……」
――それを早く言ってよ……
タカトの唇はすでにオレテガに奪われてしまっていた。
この広い駐屯地の中でタカトとオレテガの精神は今つながった……
――ああ……アイナ。死期が見える
お前はニュータイプか!
だが、アイナは何事もなかったかのようにしゃべり続けた。
「そう、彼らは私と同じ第三世代の生き残り……」
その声を合図にするかのように、再び三人の男たち(オカマ含む)はぴしっと決めポーズをとった。
「そう! 我ら三人!」
「黒い三年生!」
「キメれン組!」
いつの間にか三人の口にはトンカツが咥えられていた。
はぁ?
既にタカトとビン子の口は閉じることを忘れてしまったようである。
なんか、こいつら……いろんなものが混ざっているような気がしないでもないけど、まぁいいかぁ!
なんせ、第三世代だし!
第564話 黒い三年生!キメれン組! より