令和4年3月14日の昼飯
本日、食したカップラーメンはこちら!
acecook
「大吉」
海老だし味噌ラーメン
だぁぁぁぁぁぁ!
油が入った小袋がないため、あっさりとしたテイストになっております。
味噌も、最近はやりの液体スープではなくて粉末スープ。
どことなく、、昔ながらの安っぽさを感じさせます。
と言っても、まずいわけではないですよ。
ただ、なんというか、安っぽい……
普通のカップラーメンとして食べれるのですが、
何だろう……どこか、妙に安っぽい……
名前に大吉とついているのに、
なぜか、なんだか安っぽい……
とはいえ、このカップラーメンは何と図書カードが入っているかもしれないのです!
が……やっぱりもって安っぽい……
これもそれも俺の開けたカップラーメンに図書カードが入っていなかったせいなのかもしれない。
外れたことに対する、ただの八つ当たりです……
という事で、今日は「カード」つながりのお話を!
俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク10+なろう35合計45万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。
「どついて悪かったな!」
歩きながら座久夜《さくや》は、顎をこするタカトに謝った。
「せめてもの詫びや。ワテの家で飯でも食っていきや!」
「メシ⁉ あざーっす!」
「ありがとうございます!」
タカトとビン子は座久夜《さくや》に導かれ金蔵《かねくら》の屋敷へと招待されているところだった。
「というかお前は関係ないだろ! ビン子!」
「どうしてヨ! 私のおかげで誘惑《チャーム》から覚めたんじゃない!」
そう、ビン子の放つハリセン技『清浄寂滅扇《しょうじょうじゃくめつせん》』には状態異常を克服する力がある! ……のかもしれない……
「いや、それ全く関係ないし!」
実際にはタカト自身、既に座久夜《さくや》の右フックを受けた時点で三途の川が見えていた。しかも、三途の川の番人である奪衣婆によって、すぐさま氾濫しかけた川の治水と言う普請工事に強制労働させられていたのだ。
一日23.5時間の超ブラックな労働環境!
労災なし!
社保も無し!
タイムカードもないため、当然残業代などノーカウント!
その上いわれもない天引きで給料の手取りも全くない!
唯一支給されたのが、奪衣婆の鼻くそ!
「それ! 三途の川のアイドル様の鼻くそやで! プレミアがつくで! 大切にしまっときや!」
もう、ツッコみを入れる気力すらもなかったタカトは、素直に自分の鼻の穴に鼻くそをしまった……
疲れ切ったタカトの脳は、一体いつ誘惑《チャーム》から覚めたのかはっきりとしなかった。
うっすら覚えているのは鬼監督奪衣婆のいやみな顔ばかり。
少しでもサボろうものなら、その場で立たされ何時間も罵倒され続けていた。
「このウ●コ野郎! お前のケツについているのは下痢ベンか! お前は尻も拭けないサルなのか!」
はぁ……
ウ●コ! ウ●コ! ウ●コ!
さっきからウ●コの話ばっか……もう、いやになる……
――夢なら早く覚めてくれ……
そうタカトがそう願っていても、しょうがなかった。
座久夜《さくや》に連れられてきたのは昔ながらの日本風の商家だった。
そんな家を取り囲む壁は、白塗りの漆喰。
そんな玄関わきの壁に一枚の張り紙がしてあった。
タカトは、その張り紙に目をやる。
急募! アルバイト募集!
業務内容: 第七駐屯地への輸送業務
未経験者大歓迎。誰でも簡単にできるお仕事です。
交通費、危険手当支給!
福利厚生葬儀場完備!
3食保障おやつ付き!
履歴書不要! 罪人だって構いません! 足がついて歩くことができれば即OK!
少々、太って魔物が好みそうな人優遇します♥
――めっちゃ! ホワイトやん!
既にブラック脳になっているタカトには、その募集内容がパラダイスに見えた。
「なぁ、ビン子。第七駐屯地っていったら、確か、権蔵じいちゃんが働いて《《いた》》場所だよな!」
目をキラキラさせるタカトはビン子に尋ねた。
「そうだと思うけど……」
座久夜《さくや》が、その会話を耳ざとく聞きつけて、二人をぎろりとにらみつけた。
「権蔵だと! お前ら権蔵の知り合いなのか?」