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令和5年3月31日の昼飯


本日、食したカップラーメンはこちら!

明星
「評判屋」
重ねだし塩焼きそば
牛・香味野菜のうまみ重ねて
塩分30?%カット

だぁぁぁぁぁぁ!


早速! いただきます!
noteさん……イイねを制限するの何とかしてくれませんか?(怒)

現在、主に活動しているnoteでは、前日にイイねを押してくださった方をメインにイイねをお返しするようにしている。
だが、最近、私の記事にイイネを押してくださる方が100人を超えている。
とてもありがたいことだ。
ありがたいことなのだが……お返しに行けない。
イイね制限にかからないように分散して訪問しているのだが、その分散回数も増えてきた。
もう……無理……

しかも、4月からは本業プラスもう一つの仕事をこなさなければならない。
今までのように仕事の合間に皆さんのページを巡回するなどといった悠長な時間はおそらく無くなってしまうだろう……
だから、あらかじめ謝っておきます。

「イイね、押せなくてごめんなさい!」

お返しが出来ていない時は、時間的にゆとりがなかったものだと思ってください。
まぁ、そうはいっても、何かと手抜きしてサボる時間を作るのが私なので、意外といけるのかもしれません。

そうそう!
あと、翌日の記事が掲載されていなければ、おそらく過労死してぶっ倒れたとでも思ってくださいwww意外と、これマジでwww

ということで、今日は「これマジ」つながりのお話を。

 そんなおバカな輪に取り残されて少々面白くない鶏蜘蛛は、ゆっくりと八つの足に力を込めはじめた。
 コッ! コッ! コッ!
 そのくちばしが、おしゃべりをしながら下がっていく女たちに狙いを定めていく。
 次第に力が凝縮される大きな体!
 コツメカワウそぉ~ン!
 咆哮一瞬! セレスティーノの弛んだ視界から鶏蜘蛛の姿が消えた。

 きゃぁぁぁぁ!
 セレスティーノの背後から女の悲鳴が響いた。
 まぎれもなく、その方向はあの90点の女のいた方向!
 こう見えてもセレスティーノは地獄耳(これマジ!)なのである。
 もしかして、あの女に何かあったのだろうか。
 ――うそぉ~ン!
 慌てて後ろを振り向くセレスティーノ。

 そこには鶏蜘蛛の鋭いくちばしによって、90点の女の白き胸に血の斑点が描かれていた。
 破れた服の布地にじわっと広がりゆく赤き丸。
 だが、赤き花はこぶし大までおおきくなると、そこで成長の勢いを弱めた。

 そう、鶏蜘蛛のくちばしは、女の胸の先をわずかにかすめるようにピタリと止まっていたのだ。
 今だに女の胸を突き刺そうと、必死にもがく赤いトサカ。
 だが、その頭は一向に女の体を貫くことができなかった。

 いつしか女の目の前には全身に黒い鎧をまといし男が立っていた。
 トラの仮面をかぶるその男が鶏蜘蛛のくちばしを脇にがっちりと挟みこみ、両手で頭を押さえつけているのである。
 さすがにこれでは、毒液を吹きかけることも不可能だ。
 「大丈夫か! メルア!」
 男は、あばれる鶏蜘蛛をグイグイと締め上げながら背後の女のことを心配した。

 そんな男から少し離れたところで、年増の女郎が汗びっしょりになりながら、膝に手を置き肩で息をしていた。
 「ハァ……ハァ……どうやら間に合ったようだね……」
 この年増の女は奴隷女である。そう、メルアとともにファイブコインの激安の連れ込み宿に身を置いている仲間なのだ。
 だが、こんな奴隷女を助けてくれる奴などこの国にはいない。
 ましてや、メルアは半魔女。奴隷女よりも扱いはさらに雑なのだ。
 そう頼る人間など……この世にはいない……神さますらもあてになどならない……
 そんな事、言われなくともこの年増の奴隷女は誰よりも深く理解していた。
 だが、ベッツたちにメルアが連れ込み宿から無理やり連れ去られた時、なぜか一目散に駆けだしていたのだ。
 ――アイツなら絶対に助けてくれる! 絶対に!
 肌をさらけ出した奴隷女は無我夢中で裸足で走る。
 第六の宿舎にいるヨークと言う名の神民の元に。

 ……って、全然、間に合ってないじゃん! すでにかどわかした張本人のベッツなんか姿が見えませんよ! アンタ!

 「……ヨーク」
  メルアと呼ばれた半魔女は一瞬、唖然としていたが、そのヨークと呼ぶ男の声を聞いた瞬間、その背中へと飛びついて大声でオイオイと泣きはじめた。
 「ヨーク! アタイ……怖かったよ……怖かったよ……」
 「ちょっと、やめろ! メルア! そんなに強く引っ付いたら俺だって抱きしめたくなるだろ!」
 もしかしてこの男……戦いの最中だと言うのに照れちゃったのだろうか?
 そんなヨークの腕が一瞬ゆるんだ。
 
 当然、鶏蜘蛛がそんな隙を見逃すわけもない。
 男の腕から頭を引き抜くと、再び女めがけて毒液を吐き出そうとくちばしを広げた。
 だが、くちばしから飛び出たのは毒液ではなく、タダの真っ白なよだれ。
 そんなよだれをまき散らしながら白目をむいた鶏蜘蛛が鉄砲の玉のように凄い勢いで一直線に飛んでいくではないか。

 そうその瞬間、ピンクのオッサンの右フックが鶏蜘蛛の眉間を捕らえていたのだ。
「ラブラブパーンヂ!」
 怒号とともに振りぬかれる右拳。
 気を失った鶏蜘蛛がその先をまっすぐに飛んでいく。
 その激しい衝撃は、周囲の空気をも震わせていた!
「何ボケとんじゃワレ! ココにもっと美じい女がおるやろが!」
 さらに激しい衝撃が、皆の心をも震わせた……
 えっ? どこに……?

 そんな意味の分からない衝撃から我に返った守備兵たちがとっさに背後へと振り返り、吹き飛んだ鶏蜘蛛へと槍を突き出した。
 しかし、なんとか気を取り戻した鶏蜘蛛は体勢を立て直すと、槍を飛び跳ねるようにかわし、さらに後ろへと距離をとる。

 「お前! ヨークか!」
 ヨークに抱き着くメルアを見ながら愕然とするセレスティーノ。
 そう、ヨークは第六のエメラルダの神民。神民兵なのである。
 いまここでメルアを無理やり強奪などすれば、おそらくこの状況、ヨークと拳を交えることになるだろう。さすれば、当然その主であるエメラルダの怒りを買いかねない。
 さすがに騎士同士のいざこざは避けなければならないのだ。 
 ――ちっ! 今日、一番のお気に入りだったのに……

 すがりつくメルアの頭をなでながらヨークはセレスティーノをバカにするかのような視線を送っていた。と思う。
「ねぇ! セレスティーノさま! まさか、この程度の魔物に手こずっていたりとかしてませんよねwww」
 と言うのも、ヨークの表情は黒きトラの仮面に覆われていてよく見えないのだ。
 しかも、セレスティーノは騎士。
 神民であるヨークよりも上の身分。偉いのだ。
 だから、そんな高貴なお方をバカ呼ばわりするようなことは……
「セレスティーノさまって騎士ですよね! 違いましたっけ? 神民兵の俺なんかより弱かったりしたら女たちはドン引きものですよwww」
 やっぱりどう見てもバカにしている……

 ――ちっ! 第六の神民兵ごときが騎士の私を侮辱するのか!
 唇が震え、悔しさをにじませるセレスティーノは、自分を落ち着かせるように大きく一息つく。そして、下がり行く女たちを、今一度改めて値踏みするのだ。

「まぁ、あんな半魔女の代わりなんか、まだまだたくさんいるもんねぇ~だ!」

 ピンクのオッサンが何かに気づいたのか、自分の顔を指さした。
 えっ? ワタジ?

 ――違ぁーーーーう!
 心の中で叫ぶセレスティーノ。

 第24話 黒の魔装騎兵と赤の魔装騎兵(8)より

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