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令和4年9月8日の昼飯
本日、食したカップラーメンはこちら!
東洋水産
マルちゃん
「冷しぶっかけ 肉うどん」
ぽん酢風のさっぱりした味わい
だぁぁぁぁぁぁ!
早速! いただきます!
夏がく~れば思い出す~♪
というか、夏が終われば並び出す~♪
この手の冷し系、秋口には在庫整理ということで、安売りスーパーに並び出すんですよね。
なんか、毎年の風物詩になってきましたな。
鈴虫が鳴けば秋を感じる。
冷しうどんが並べば夏の終わりを感じる。
まさに、そんな感じです。
それよりも、マルちゃんシリーズは、これがマイブームなんですか?
紙ブタですよ! 紙ブタ!
文字の方向に開け口を合わせていないのは、何か意味があるんですかね……
人間(まぁ、少なくとも私は)って、文字の方向で上下を自然に認識しているはずなんですよね。
とうぜん、その紙ブタの下が、最も手に近いところ。
だから、開け口も下についていると思うのですが……
なぜに、斜め!
しかも、なんで、左下?
まだ、百歩譲って斜めだとしても、右下の方がユーザビリティが上がるのでは?
日本人って、右利きの人が多いし。
左下だと、紙ブタ開けるのにぐるりと回さにゃならんのですよ。
もしかして、コレ、左利き用とか?
う~ん
本当に、何か意味があるのだろうか?
マジで分からん……
ということで、今日は「認識」つながりのお話を
俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク11+なろう45合計56万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。
「対象認識!」
ミズイは光球の中心で大きく右手を振った。そのとたん光球の光が全て右手に吸い込まれるように消し飛んだ。
タカトの目の前が真っ暗になる。
徐々に視界が戻ってくる。そこには薄緑の優しい光が戻っていた。
――何が起こったんだ……
目を一文字にしながら、視界を凝らす。
足元に何かが触った。
ふと下を見るタカト。
クロダイショウの緑の瞳がタカトを見つめ、舌をチロチロと出していた。
「全然ダメじゃーん!」
愕然とするタカトは、笑うしかなかった。
――ビン子、お前が戻ってきたときには、俺はこの世にはいないかもしれないよ……
しかし、タカトは舌を出すクロダイショウの頭の上に何かが乗っているのを見つけた。
――なんだこれ……
タカトはクロダイショウの頭に手を伸ばし、その何かを確かめようとした。
「触るな!」
咄嗟に手を引っ込めるタカト。
上空のミズイがタカトをにらみつけていた。
ミズイの金色の目が、赤く濁り始めている。
タカトはミズイの気迫に押され、その場に尻もちをついた。
タカトの目の前にクロダイショウの頭が近づく。
しかし、そのおかげで、タカトはクロダイショウの上の何かが何であるのかが、やっとわかった。
「タロットカード!?」
クロダイショウの頭の上には、いつの間にかタロットカードが伏せておかれていたのである。
タカトは慌てて周囲を見渡す。
タロットカードを載せているのは、目の前のクロダイショウだけではなかった。
この広場にいるすべてのクロダイショウとオオヒャクテの頭の上にカードが乗っているのである。
タカトは慌てて自分の頭の上をさする。
空を切る手。
どうやら、タカトの頭の上にはカードはないらしい。
肩で息を切らしながらミズイが叫ぶ。
「未来鑑定! オープン!」
その言葉を合図に、目の前のクロダイショウの頭の上のタロットカードが表に返る。
カードは『死神』!
次々とカードがひっくり返っていく。
死神! 死神! 死神! すべて死神である。
カードから飛び出した死神が、クロダイショウの首に鎌をかける。
「生まれ変わるがよい……」
ミズイがつぶやくと、一斉に鎌が降られた。
次々と首をはねられる魔物たち。
悲鳴と共に魔血がまき散らされる。
緑色のドームの中が瞬く間に赤に染まった。
魔血がタカトの足元まで流れてくる。
ひっ!
驚き足をあげるタカト。
もう、地面には動いている魔物は一匹もいなかった。
上空よりミズイが力なく落ちるようにゆっくりと降りてくきた。
スライムを地面に置き、タカトは倒れ込むミズイを抱え支えた。
ミズイのあれほどきれいだった金色の目は、赤く濁っていた。
その赤は、どす黒く、何か得たいもしれない恐怖をタカトに感じさせた。
ミズイがタカトの顔に力なく手を添える。
「約束じゃ……お前の生気をいただくぞ……」
その声は、もう聞き取れないほどか細く弱いものであった。
タカトは小さくうなずいた。
力なく微笑んだミズイは最後の力を振り絞り、頭を持ち上げる。
そして、タカトの唇に唇を重ねた。
――もしかして、俺のファーストキス!
タカトは甘酸っぱいものを期待していたが、特にそんな味はしなかった。
まったりとまとわりつくミズイの舌がタカトを求めてくる。
タカトは、そのねっとりとする誘惑に負け舌を絡ませた。
次第に意識がなくなっていくタカト。
暗くなっていく意識の中で、濃厚な快楽だけが最後まで残った。
第96話 青いスライム(8) より