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令和4年11月9日の昼飯
本日、食したカップラーメンはこちら!
まるか食品
「ペヤング 超大盛やきそば 」
だぁぁぁぁぁぁ!
早速! いただきます!
ソロモンよ! 私は帰ってきた!
昨日に引き続き、今日もペヤング大盛!
麺2倍だけに2連発!
まぁ、これぐらいは大した量ではない。
カップ麺2個など普通の量だ!
あぁ、できれば一度は麺4倍を食べてみたい……
だが、私は西側の人間……
東側の味には慣れていないのだよ……
最近ではドラッグストアーを中心にペヤングをよく見るようになったが、地域のスーパーではいまだに常設で売られていることは少ないのだ。
しかも、全国に展開している焼きそばとは少々味も異なる。
おそらく好みの問題なのだろうが……麺4倍もの量を食べきれるだろうか……
って、味の問題ですか!
ということで、今日は「ソロモンよ! 私は帰ってきた!」つながりのお話を!
俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク11+なろう45合計56万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。
タカトはビン子が取り下げた金貨2枚を受け取ると力なくうなだれた。
――あぁ……豚さん貯金箱から一枚余分に銅貨をゲットできるはずだったのに……
残念そうにカウンターを右手に見るとトボトボと出口に向かって歩き始めた。
――いや、今、銅貨をくすねることなんかを気にしている俺は、どうかしている。
そう、家に帰るまでが遠足だ!
それまでの間に……何としてでもビン子の口をふさいでおかないと……
家に帰った瞬間、ビン子がイイ子ぶって権蔵に門外出たことをチクリかねないのだ。
うーん、何かいい方法はないだろうか。
しかも、銅貨4枚40円で収まる方法が……
あっ! ビックリマンチ●コなどどうだろう!
あれは確か銅貨3枚30円!
その昔、中のシ■ルだけを取ってチ●コを捨てるという行為が社会問題に……
もしかして、それってチ●コ嫌《キラ》―?
それでか!
人目に付きにくい18禁コーナの片隅に確かあったような気がする。
えっ? 何? 今は80円になっているの⁉ マジでビックリ! ビックリ!マン■■コ!
あぁ……ビックリマンチ●コもついに大人のチ●コになったというわけか……
なんか切ない……
しかしまぁここ最近、いろんなモノの値段が上がってまいりました。
ほんとにビックリ! ビックリ! ビックリ万太郎!
これから貧乏人はどうやって生活したらいいんですかね……
もしかして、山に入って野ブタのケツでも掘れとでも言うのでしょうか?
まぁ確かに、オットセイよりかはマシなのか……
馬鹿いいなさい!
野ブタを甘く見たらイカンぜよ!
そう、はるかにオットセイの方がましなのだ!
お尻コチョコチョのテクニシャンでなんといったってワンコイン! 問題の年齢だって野ブタとさほど変わらない……そして、何よりもちゃんと生きて帰還できるのである。(セレスティーノ談:一人モンよ! 私は帰ってきた!)
それに対して、普通のイノシシですら油断すれば、あの頑丈な牙で太ももをザクリとやられてプロの猟師でさえ出血多量で死んでしまうのだ。
特にあの青いリボンの野ブタは超危険である。
掘るどころか逆にあそこを掘られて出血多量で死にかねない。
素人のタカトなど瞬殺ですよ! 瞬殺!
はい! 三途の川の渡し場はこちらですよぉ~♪
今やタカトはカウンターという渡し場に別れを告げ、外の世界へとつながるドアへと近づいていた。
だが、物思いにふけるタカトは上の空。
――仕方ない……なら、ここは銅貨2枚で買えるチロルチ●コで妥協するか……
って、妥協するのは君ではなくて、ビン子ちゃんだからね!
しかし、この時のタカトは、またもや知らなかったのだ……
値上げの影響でチロルチ●コもまた20円(税抜き)から23円(税抜き)に値上げされるていたことを……
だが、幸運にもこの世界のチロルチ●コの値段は銅貨2枚のまま変わらなかったようである。
というのも、この世界の最低通貨単位は銅貨10円。1円単位の通貨は存在しないのだ。
なぜかって?
えっ? そんなことも分からない?
いろいろヒントを出してきたんだけどな……
もしかして……
それは……
それは……
たんに作者が面倒くさかった……だけだとか?
ピンポ~ん! ピンポ~ん!
そんなタカトの目の前のドアが、けたたましいチャイムの音を響かせた。
そして、勢いよく開くドアの隙間から小さき何かが飛び込んできたのである。
その勢いはまるで初売りセールの広告が貼られたデパートの前に列をなしていたオバチャンのよう。
そう、ドアが開いた瞬間、ヨーイどんっ!と言わんばかりにイノシシの如く店内へとなだれ込んできたのである!
どんっ!
当然、その勢いはタカトにぶつかった。
「いててて……」
尻もちをつくタカト。その反動で手に持っていたはずの金貨2枚が床に転がった。
この光景、入り口付近で行き先と思惑とが交差したことによって互いに激しくぶつかって転倒しているオバチャンたちそのもの。
「アンタ! そこどきなさいよ!」
まぁ、初売りセールのあるあるですよね。
ピンポ~ん! ピンポ~ん!
転がるタカトの前のドアが再び開いた。
そこから遅れて入ってきた別の小さき影が床の上でくるくる回る金貨を慌てて両手で拾い上げる。
「ごめんなさい……これ、落ちてましたよ……」
――なんていい子なんだろう……きっといいご両親に育てられたに違いない。
タカトは金貨を受け取りながら、そんな幼女の顔を見上げてニコりと微笑んだ。
「ありがとうね!」
「なに蘭菊あやまってんや! だいたいコイツがボーッと歩いとんのが悪いんとちゃうの!」
――なんて嫌な子なんだろう……きっとろくでもない両親に育てられたに違いない。
ケツをこすりながら立ち上がるタカトは、ぶつかってきた当の本人である蘭華を睨み付け見下ろした。
「あほかボケ!」
どうやらタカトは病院に行く支度が終わって女店主に「いってきます」の挨拶をするために勢いよく戻ってきた蘭華と正面衝突したようであった。
「だいたい体当たりしてきたのはお前のほうだろが!」
「何よ! 私が悪いって言うわけ!」
「ケンカはダメだよ……蘭華ちゃん……」
この二人、顔はそっくりでも中身は別人!
――あれ……?
キョトンと蘭華と蘭菊の顔を交互に見比べるタカトは何かに気づいたようである。
「何よ! じーっと私の顔を見て! 何かついとるわけ! キモっ!」
どうやら謝る気など毛頭ない蘭華は、怪訝そうに腰に手をあて仁王立っていた。
その圧倒的な威圧感! どうやらただ物ではなさそうである。
この気!
この気配!
この感じ!
もしかして!
……
……
――双子?
って、気づいたのはそっちかぁ~い!
まあ確かに幼女の顔など雰囲気は違えどもほとんど同じに見える。
だから、保育園などで見る女児の顔など我が子以外はどれもこれも同じように見えてしまう父親は作者以外にも少なからずいるはずだ。
まして、双子ともなると全く一緒。
判別なんて不可能に近い!
――こっちが蘭菊ちゃんで、コイツがメスガキか!
って、この子は蘭華ちゃんですからね~!
だが、こう見えてもタカト君、女性の守備範囲は幅広い!
幼女から老婆までどんっと来いなのだ!
まぁ、実際に幼女がどんっと来てぶつかったわけなのだが……
双子ということはやっぱり……蘭菊ちゃんとこのメスガキの両親も同じなわけか……って、それ当たり前。
いやいや、世の中には生みの親と育ての親が別ってこともある訳で。
というか……この子たち……
「さっきの話に出てきてた子たちだよな……」
どうやら女店主の話を思い出したようで、タカトは背後に立つビン子にそれとなく確認を求めていた。
「そうじゃない」
ビン子も口には出さなかったが、おそらくこの二人のことが気になっていたのであろう。
その証拠にタカトの『さっきの話』という抽象的な言葉だけで、なんの話のことなのかを理解したようだった。
って、ビン子ちゃん、女店主たちの話しをちゃんと聞いてたよ!
てっきり、バキュームカップの音に気を取られて絶対に聞いてないと思っていたのに。
何をおっしゃいます!
あの試供したバキュームカップは毎秒1無量大数もの極微弱振動を発する優れもの!
はた目には全く動いていないかのように見えるだけなんです!
その商品名:風林火山!
速きこと風の如く
(タカト談:……って、それ動いてないって……)
その静かなること林のごとし。
(タカト談:……だから、それ絶対に動いてないって……)
侵略すること火の如く!
(タカト談:……噂ではこのツョッカーって会社、お金の請求だけは烈火のごとく熾烈らしいぞ……)
動かざること山のごとし!
(タカト談:……でもって、二つのオッパイは山のように不変だったそうでした……)
って、当たり前や!
だって、この融合加工道具、電池のように動力源となる血を注ぐ場所すらないのだ。
どうやったら動くって言うんだよ! コレ!
大丈夫です! ほら、動いた♥
それは押さえているビン子ちゃんの手の振動です……
第42話 金貨をどう使うかは俺の自由だ!(7) 前段より