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令和4年3月29日の昼飯

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本日、食したカップラーメンはこちら!

エースコック
マル旨
「豚骨ラーメン」
深まる旨さ
国産豚背脂使用

だぁぁぁぁぁぁ!

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早速! いただきます!
ムシャ! ムシャ! ムシャ!

話は変わるが、以前noteのコメントで「袋めんは食べないのですか?」
というコメントをいただいた。

私、こう見えても袋めんも大好き。
あれだけカップラーメンを愛していると言っていたにもかかわらず、袋めんも愛しているのだ。

確かに、5食入りの袋めんは、最高にコストパフォーマンスに優れている。
優れているのだが……
やっぱり、会社で食べる場合には、カップラーメンの方が食べやすいのである。
なんといっても湯を注ぐだけで済むのである。

鍋などの調理道具はいらない。
袋めんを食べようとすると、鍋以外にもカセットコンロ、IHコンロなど加熱するための道具が必要になってくる。

私、果敢にも何度か買ってくださいと申請しましたよ!

その都度、却下!

なんでやねん!

お局いわく!
「あんたが鍋なんかで料理したらゴキブリがくるでしょうが!」
だそうだ!

バカめ! そんな事心配する必要はないのだ!
俺がちゃんと対策を取らないとでも思っているのか!

俺はちゃんと片付けができる男なのだ。

というのも、おれが、毎朝ゴミ箱にたかるゴキブリの始末をしているのだからな!
すでにもう、ゴキブリはこのフロワーを占拠しているのだよ!
わっははははっはははは!

って、これは俺のせい?

ということで、今日は「ゴキブリ」つながりのお話を!

俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク10+なろう35合計45万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。

「暇そうだな」
 明らかに馬鹿にした様子のオオボラが話しかけた。
 そして、大きく息を吐き出すと、意を決したかのように口を開いた。
「お前、万命寺が燃えたこと知っているか?」
「あの寺、古いからよく燃えただろうな。キシシシ!」
 オオボラは静かにタカトに目を向ける。
 タカトは相変わらず、ゴキブリのように御簾垣にへばりついている。

「お前、ガンエンやコウエンがどうなったのか気にならないのか……」

 ⁉

 タカトの動きが止まった。
 まるで、ゴキブリが人間に見つかったかのように、ピタリと止まる。
 御簾垣に張り付いたタカトの髪の毛が、ゴキブリの触角のように危険を察知しピクピクと揺れ動く。

「……あぁ、そ、そう言えばどうなったのかなぁ」

 オオボラはタカトに済まなさそうに語り掛けた。
 まるで、許しを請うかのように、小さく、小さく声を絞り出す。

「万命寺から逃げ出たものはいないそうだ」

 ――そうだった……あの時、井戸の抜け穴から寺の外に出たんでした。そうそう……そして、これはオオボラには内緒って言ってたよな。
 なぜなら、それを言えば、オオボラならエメラルダが小門にいるって気づいてしまう。

「へえー」
 タカトは動かない。
 今、動けばドツボにはまる。
 ゴキブリの本能なのか。

「それだけか? ガンエンもコウエンも焼け死んだかもしれないのだぞ」
 オオボラが拳を強く握りしめている。

 ――俺が二人を殺した……だが、決して後悔はしない。これが、皆を救う最善の方法だったんだ。
 オオボラは自分に何度も言い聞かせたはずだった。
 しかし、それでも目をつぶれば、二人の笑顔が浮かんでくる。
 誰かに許しを請いたい。
 そんな気持ちがあったのかもしれない。

「イヤァ、それは大変だなぁって」

 ⁉

 オオボラは驚いた。
 厳しい修行をつけられたとはいえ、ガンエンとコウエンが万命寺と共に焼け死んだというのだぞ!
 怒りや驚きはないのか!
 燃やした奴に対して、憎しみの心は抱かないのか!

「それだけか!」

 オオボラは怒鳴った。
 タカトの胸倉をつかもうと腕が伸びる。
 しかし、その動きはすぐに止まった。

 いや、タカトに限ってそれはない。
 コイツはアホだ。
 確かにアホだ。
 だが、まっすぐなアホだ。
 ガンエンとコウエンが死んでいれば、誰よりも深く悲しみ、誰よりも怒り狂うはず。
 それがタカトだ。
 しかし、この反応。
 考えられることは一つだけ。
 おそらくガンエンとコウエンは死んでいない。
 そして、コイツはそれを知っている。

「……そうか……分かった」

 オオボラは、大きく息をつく。
 そして、自らを落ち着かせるかの如く、自らの服の襟を整え直す。
 そして、再び前をしっかりと見つめ直した。

「ところで、お前、あの小門のキーストーンは見つけたのか」

 危機が去ったと思ったのか、御簾垣に引っ付くゴキブリが再び動き出す。
 ゆっくりとだが、ごそごそと。

「いや、あれから行ってないからな」

「そうか、まだ、あの小門の中にはキーストーンが眠っているんだな」
「でも、もうお前、神民になったから入れないじゃん」
 小門は、神民や騎士、王は拒絶され、入ることができないのである。

「そうだな。ところで、あのスライムがいた穴の奥には何があるんだろうな」
 オオボラは、ちらっとタカトの様子を伺った。

「いや、何もなかったよ。行き止まりだった。うん! 行き止まり!」
「そうか……」
 オオボラはタカトから目を戻す。しかし、その眼光は何かを確信したかのように鋭く光っている。

「なぁ、タカト。なぜエメラルダが罪人になったか知っているか」
 オオボラは前を見ながらタカトに尋ねた。
 しかし、その言葉は、妙にハキハキと重みを感じる。まるで、殺人犯を追い詰める検事の言葉のように、一つ一つがハッキリと発せられる。

「さぁ、興味ないしな」
 タカトは御簾垣の上でゴソゴソと頭を動かす。
 すでに危機が去ったと思ったのであろうか。
 ひときわ大きな隙間を見つけて喜んでいるようである。

「魔人国の騎士ミーキアンと内通して聖人国に対して反逆を企てていたんだ」
 オオボラの言葉が、外堀を埋めていく。

「それは恐れおおいことだな」
 それに気づかないタカトは、アルテラ達の様子を覗くのに必死である。
 それどころか、御簾垣の隙間を少しでも大きくしようと指を押し込んでいる始末。
 こいつはアホか!

「その内通の密書が、あのスライムの穴から出てきたんだよ。不思議だろう」
「なんで?」
「分からないか。あの小門は行き止まりではなく、魔の国に通じてないといけないんだよ」
 チェックメイト! と言わんばかりに、オオボラはとどめの一言を発した。
 ギクッとするタカト
 やっと今頃、オオボラの言葉の真意に気づいたようである。

「へ……へぇ、そしたら、あの小門は魔の国に通じているんだな。きっと、俺が見つけられなかった道がまだあるんだな……」

 第230話 湯煙騒乱(4) より

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