【部屋】
いつもと違う部屋で眠れないタイプです。
いや、眠れる。眠れはする。でも浅い。ノンレム睡眠とレム睡眠のどっちが浅くてどっちが深いのかは忘れたけど、深い方に沈んでいたとしても耳元で名前を呼ばれたらパッと目を覚ます自信がある。
普段はそんなことないのに、修学旅行の時だけ、同室のメンバーでただ1人早朝に目が覚めて、でも時計を見たらまだ5時40分とかで。起床時間になるまで心細い思いをして天井を見つめるのが恒例だった。
さすがに大人になってからは旅行の時は1人で朝風呂に行ったりして時間を潰す術を覚えたけれど、それでもやっぱり人の家に行くと大体早く目が覚めてしまう。大学時代、1限に遅れないために学校の近くに家を借りている友達の家にお邪魔したことが何回かあったけど、全然眠れなかった。
まあ単に体が緊張してるんだと思う。普段と違う天井、部屋の景色、枕や布団、隣に人がいるという状況に。体は正直である。これがエロ漫画だったら薄汚いオークにたちまち攻め立てられてしまうところだ。ごめんなさい深夜に書いているもので。
その一方で、もうめちゃくちゃ落ち着く家に出会うこともある。
それがどんな家なのか分析できるほどたくさんのお宅にお邪魔したわけではないが、そういう家は決まっていい香りがして、家主との関係性も良好だったように思う。小学校からの幼なじみの家、高校の頃通っていたピアノの先生の家、大学時代サークルで一番仲が良かった友達の家、恋人の家、エトセトラ。
匂いレベルで惹かれているのか、好きな相手だからいい匂いと感じてリラックスできるのかは定かではないけど、実際上記のピアノの先生以外の家ではよく眠れる(先生の家に泊まったことはないけど多分そう)。
匂いで眠れる眠れないが決まるって、なんだかすごく動物的で良いな、と思う。
私の部屋は好きな人たちにどう思われてるんだろう。一回みんな泊めてよく眠れているかどうか確かめてみたい。私は自分の家だとよく眠れてしまうので、カメラでも仕掛けて。