メンヘラとパーソナリティ障害
妻が境界性パーソナリティ障害でした。
結婚して8年が経ちましたが、正しい理解と行動の実践によって、今では日常生活に支障をきたすような症状はなくなりました。
お互いに尊敬しあえる仲良し夫婦です。
見捨てられ不安
妻と付き合いたての頃、「メンヘラ」という言葉が流行っていました。
主にメンタルを病んでいる状態を指し、不安な気持ちを埋めるために自傷行為や、自殺示唆、何度もLINEや電話をするなどの行動をしがちな人を指します。
「おれの彼女は、メンヘラなんだ」
妻と付き合っていたときは、そんなふうにしか思っていませんでした。
これから付き合い続けて、信頼してもらえればメンタルも安定してくるだろう、と楽観的に考えていました。
関係性が変わっても安定しないメンタル
知り合った当初:
この子はメンヘラだけど、これから付き合ったら、彼氏/彼女になって不安も消えて安定してくれるだろう。
▶ 付き合っても、彼女の不安は消えず、症状は改善しなかった。
結婚する直前:
今はまだ付き合っている段階だから、結婚すれば不安も消えて安定してくれるだろう。
▶ 結婚しても、彼女の不安は消えず、症状は改善しなかった。
知り合い
⇩
彼氏/彼女
⇩
妻/夫
関係性を変えても、「メンヘラ」の症状は改善しませんでした。
なぜでしょうか?
それは、わたしの妻の場合、単に「メンヘラ」という言葉でしか彼女を見ていなかったからです。
相手のことを本当に理解していなかったからです。
もちろん、妻にはわたしなりに100%の愛情を注いでいました。
しかし、相手のことを理解できていない状態では、本当に相手がかけてほしい言葉だったり、本当に求めていることは絶対に与えることはできません。
友人の連絡先を全て消去する。
SNSのアカウントを全て削除する。
会社の飲み会は参加しない。
常に、今何をしているかを報告する。
休日は24時間一緒にいる。
これらは、付き合っていたころ、私が妻に対して行っていたことです。
ご存知だと思いますが、これらは境界性パーソナリティ障害の寛解において、何の効果もありませんでした。
これらの行動は、共依存関係を助長させ、お互いに疲弊して、衝突します。
当時の僕は、「こんなに妻のことを考えて行動しているのに、なんでわかってくれないんだ」という気持ちでいっぱいでした。
なぜ変わらないのか?
それは、妻のことを理解できていなかったから。
妻の求める本当の安心感を与えられていなかったから。
今の現状を変えたいのであれば、すぐに行動に移してください。
境界性パーソナリティについての本を読む。
一緒にカウンセリングに行く。
一緒に心療内科に行く。
自分を救えるのも、相手を救えるのも、あなたの行動次第です。
「絶対に変わらない。無理だ。」と思うかもしれませんが、私たち夫婦の場合は、実際に変わりました。
こういったケースが世の中には存在する。
そのケースを示すことで、あなたが少しでも希望を持つことができますように。
・具体的な対応の仕方が気になる方
・どう対応していいかわからない方
・激しい感情を受け止めきれず疲れてしまった方
・今の恋人や妻と本当にこれからの人生を一緒に歩んでいけるのか?と不安な方
・この先ずっと、理不尽なことで罵倒され、否定され、ストレスを抱えながら生きていくのか?と不安な方
妻の境界性パーソナリティ障害の寛解(症状が出ないようになること)に向けて夫である僕が取り組んだことを次の記事にすべてまとめてあります。
全力で作成しました。
正真正銘、世界に一つのコンテンツです。
ほんの一部分、一つの文章でも読者の方の救いになる部分があれば幸いです。
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