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フリムンあんちゃんと「貧乏スーパーマリオ」

沖縄、昭和、貧乏、馬鹿が詰まった昭和エッセイ本。

1000文字/3分

ガキの頃、お金持ちぃな友人がやたらオモロげなヒゲオヤジ的プレイしているゲームをチラ見して、

フリムン大馬鹿あんちゃんが親にねだっても当然、買えないヒゲ親父ゲーム。

おウチで広げるヒトリ遊び。
今もそのクセが治らない。

サイコロ🎲?ねーよ。
書き方鉛筆6面ダイスで充分だ。

ただ描き方が違う。

BGMから背景設定、架空の怪物から死生観まで仕上げないと気が済まない。

小学3年生。
最初はスーパーマリオG自慰

アタマの中には360度立体空間投影。
進め方は「メトロノーム」
ギター用をコッソリ学校に持って行った。

1時間は60分、1秒は「60フレーム」
BPM:60でも分かる人は楽器使いだね。

歩く一歩で「60フレーム」
クリボーが10歩先にいるとする。

カチンコチン。これで1秒。
早く鉛筆を転がしてもズレたら噛まれて死亡。

1秒前に2-3の目が出たら無事踏みつけ。
1秒前に「1」引いたらクリクリ喰われてゲームオーバー。

6出たら反対側にジャンプ。
同じ要領で崖を飛び越え、しゃがむ行動も全部書き方「D6」鉛筆。

どうせなら複数人同時参加にして誰が1番先にゴールするか遊ぶTRPG。

これが貧乏友達に大いにウケたw
休み時間はまさしく「自慰マリオ」

なにせ電気いらない、紙もオレだけ書けばいい。参加者は「お恵み鉛筆一本」で参加資格。後のゲームマスターなあれだね。


1か月後、ボクのランドセルには60個のサイコロという名の「書き方鉛筆」が集まってた。

ダイス目も一個づつ手彫りで陰影をつけカッコよくした。

それと交換するカタチでカネ持ちボンボンから交換で「本物のダイス🎲」つまり、サイコロを手にしたのだった。


今でも生きる「わらしべ長者」の原型。ありがとうスーパーマリオ。


余談だが、大学生の時、
「お前の鉛筆マリオ、RPGになったって!」
ああ。360度回転できないから糞ゲーだな。両手両足に尻尾各位にダメージ与えないと死なないクッパいねーじゃん。

オトナになって飲み会にて。
「お前の鉛筆マリオ、4人でできるマリオあるって!」

ああ。40人同時参加出来ないなら糞ゲーだな。続きはお昼休みで「途中中断」出来ない糞ゲーだな。


今でも誰かの自作TRPGを見るが兎に角ダサい。というか設定が難しい。

オトナもコドモも簡単にしないと遊べねーんだよ。一回やったらグッタリ?
こっちは2回戦行きてーンだよ。


時が経ち、未だにメトロノームとD6ダイスがウチにある。

今は本来のギター用に戻ってるけどね。

あ、手入れしてない💦
メチルアルコールあったっけ?

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