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初心者には注意して欲しい『エンジェルアンサーオラクルカード』

倉敷Penny Laneのまゆみです。
今回取りあげるデッキの攻略は、私の個人的な意見として読んでいただきたい少し思い切った見解になります。気に入って使われている方は全く問題ありません。ぜひそのままお使いいただきたいです。

ただ私としては、特に初心者の人が初めて手にするデッキとしては、注意していただきたいなぁという気持ちがあります。

『エンジェルアンサーオラクルカード』

箱帯に、
“Yes? No? 今すぐアドバイスが欲しい時に”
とも書かれてあり、初心者やオラクルカードのリーディングが難しいと感じる人に向けて作られたデッキとされていて、今もなお人気ランキング上位となっています。

ですが私は、このデッキは、オラクルカードをおみくじ化させてしまった問題作ではないか…と思っております。

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全カードの内約半分は『Take Action』のようなオラクルカードらしいメッセージではありますが、
残りの半分は、
『Yes』『No』『数週間以内』『数か月以内』『多分違います』と言った、“お告げ”のようなカードなのです。
しかも、ガイドブックには『今は理由が分からなくてもとにかくNoなのです』みたいな説明が書いてあったりするんですよね…。

これを、答えがはっきりしていて分かりやすいとしてしまえばそうかもしれませんが、これではただ当たりはずれをおみくじ的に結果を楽しむだけで終わってしまい、
カードに思いをめぐらしながら内面と向き合うことが醍醐味であるオラクルカードらしいカードリーディングとは言えないんじゃないか…と思ってしまうのですよね。

実際に、バリバリにカードリーディングが出来るある人が『オラクルカードが上手く使えない』と言って持ってきたのがこのデッキ。試しに違うデッキを使ってもらったら、すぐに使いこなしてしまった…ということもありました。自由にカードからのイメージを膨らませることが出来る人にとっては窮屈に感じられると思います。

これが初めて手にするオラクルカードデッキだとすると、カードリーディングってこんなものかと思ってしまわれないかと、少々不安になってしまいます。

アートワークも、美しいのですが、あまりメッセージ性とリンクしていないですよね。
上の写真を見てもらっても、文字を隠して絵柄だけで“Yesっぽい”あるいは“Noっぽい”イメージを、見た瞬間に受け取りやすいですか?
私には正直、全部同じような色調でカードの差別化はされていないように感じます。さらに言えば表と裏も良く似ているデザイン。

Yes・Noは、質問とカードから受け取った趣旨とを照らし合わせて自分で判断するもの
どうしてYesなのか、なぜNoなのかもカードから腑に落ちるメッセージをもらってこそ私たちはポジティブになれます。

ですので、このデッキを使う際は、
1枚だけで読み取ろうとするのではなく何枚か一緒に開いてみて、あるいは別のカードデッキからも同じ質問でカードを出してみるなどして、複数枚のカードから総合的なイメージを受け取る、そんな使い方をしてみていただきたいです。

読んでいただいて、“楽しい”“役に立った”と感じていただけましたら、ぜひサポートをいただけると嬉しいです。 活動継続のモチベーションとして、頑張ります!!