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カード占いで何がしたい?『Fire Spirits』2022年6月活動記録

倉敷Penny Laneのまゆみです。
カードリーディングサークル『Fire Spirits』6月の活動記録です。

今月で活動を始めてちょうど半年。
6月の活動では、私個人としてはこれまでの活動内容を根本的に見直す時期なのかな…と実感することになりました。私も手探りでやってきたので、半年という節目、思わぬ形での内省にはなったけれど、それも私には必要だったのかもしれません。

と、同時に、メンバーみんなにも、もう一度ぞれぞれに考えてみてもらいたいのです。
私たちは今ここで集って『カードでメッセージを導き出して伝える』ための方法を高めようとしているのですが、その先の目的、つまり『何のためにやろうとしているのですか?』という事です。
私自身、6月のFire Spirits で浮かび上がったことを再考しつつ、今後のサークル活動の在り方を考えていた時、ここがポイントなのかな…と感じたのでした。

動画撮影会の振り返りを通じて

せっかく動画を撮影したのでしっかり振り返りをしようと思いました。メンバーによっては、自分がしゃべっている画面は直視しづらかったかもしれないし、仲間のリーディングに刺激をもらった人もいたでしょう。

今回、とある人から『今後の出会いとコロナ禍での婚活方法』という質問をいただき、同じ質問をみんなで占ってみるという動画撮影をしました。
目の前に相談者のご本人がおらず、その場での対話が出来ないビデオレターとなったのは少し難しい状況ではあったので、その人からいただいた感想からの結果論になってしまいましたが、私なりに分析をしてみました。

質問を繊細に受け取って、その悩みにしっかり寄り添ったメッセージを伝えることを、今一度意識するべきという事です。

今回の質問の場合だったら、『恋人が欲しい』とか『結婚がしたい』と言っているのではなく『出会いのチャンス』という質問をしてきているので、最終目標は恋人や結婚であったとしても、その前段階でどうして良いか分からず悩んでいる…というイメージが出来てメッセージを出した人と、漠然と人生のパートナーを見つけるためのメッセージを出した人とで、少しだけ相談者の受け取りが変わったのかな…と感じたのです。
もちろんご本人に真相を聞いて見なければ分かりませんが、それでも、『出会い』と『恋人』と『結婚』は同一線上にあっても、決してイコールではないという意識を持っておくことは大切で、そのどの部分に問題を抱えて占いを必要としているのかはしっかり的を絞ってメッセージをだした方が良いでしょう。
私自身もこの辺りは、直感的にやっている部分でしたし、動画撮影の段階で、みんなが出したアドバイスに違和感を感じてはいなかったのですが、私は『どうやって出会うか』に的を絞って占いました。出会った後の展開は全く別問題として、結ばれるかどうかまでは考えずに…。

『占って欲しい』と感じている人は、何かしら問題点を抱えています。
主観ではなくカードが示していることを言わなければなりませんが、それでも、セッションが終わって前向きな気持ちになってもらいたいですよね。
いわゆる“アゲ鑑定”をするというのではなく、カードが読みとれる可能性の中から、出来るだけハッピーになれるメッセージを拾い上げたいと、最近つくづく感じています。
カード占いの直感力って、カードからのひらめきだけではなく、相談者との共感力とも言えるのかもしれませんね。

なので、今回誰のどこが上手く出来て自分はどこがうまく出来なかったとか、それぞれポイントはあると思うけれど、サークル全体として取り組んだ学びとして、私も含め、もう一度意識していきましょう。
目の前のカードだけを見て話すのではなく、その向こうには顔が見えなくてもそのメッセージをセンシティブに受け取る人がいるのだという事を。

論旨の立て方と伝え方の配慮

あるメンバーがリーディングで、婚活アドバイスをカードで出してから、最後に出会いの可能性のカードを引いていたので、私は、
『逆に、出会いの有無の可能性をだしてから、それに対するアドバイスを出す方が話がしやすいのではないか』という意見を出しました。

私の中では当たり前でやっていたのでそこに疑問を持ったことがなかったのですが、『その方が何故良いのか?』と問われると、『先に出会いのアドバイスを出しておきながら、もし最後に“出会いは無さそうです”なんてカードが出たら話が結びつかないので、逆の方が論理的』としか返答が出来なかったのですが、本当にそれだけなのかを数日間考えていました。

確かに上に書いたように、カードのつじつまが合わなくなる可能性があるため、メッセージを受け取った相談者が混乱する危険があります。

そして、やはり、残念な結果を伝えなければいけない可能性に配慮しなければいけないため、私は当たり前のようにそうすべきだと思ってやっていました。

タロットの『塔』のようなカードが出た場合、私たち占い師的には実はそんなに怖くはないです。何故なら、そうならないための解決方法もタロットはちゃんと教えてくれるから。
だから、悩みや問題点を抱える相談者にも、そのように話をしてあげるべきです。

残念な結果が出たとしても、それをフォローするアドバイスもちゃんと出してセッションを締めくくること。最後に希望が見えなければ、私たちが想像している以上に相談者は残念な結果に傷ついているかもしれません。

もちろん厳しい指摘を伝えなければならない時も、やっぱり共感力。
『カードからそう読み取ったので悪い結果も感じた通りそのまま伝えました…』では、ただ傷口に塩を塗り込んだだけで終わってしまいます。

それを聞いたらどんな気持ちになるかを練習の時点から自分事としてしっかり想像してみれば、たとえ悪い結果が出たとしても前向きになってもらうにはどのように伝えるべきかの配慮として、『出会いの可能性をだしてから、それに対するアドバイスを出す』方が受け取ってもらいやすいのが分かるはずです。

これも結局、『自分はカードのメッセージを伝えることで何をしたいのですか?』という事につながります。

その目的が、不特定多数に向けてSNS等で自分のカードリーディングを披露したいだけであれば繊細な配慮は必要ないかもしれません。自己責任で記事や動画を作ってください。形は残るし見る人が見ればわかるので決してオススメはしませんが…。人柄で占い師が選ばれる場合も大いにありますからね。

セルフリーディング目的でも、自分の感情に寄り添いながら、時には『友達にもらった質問だとしたらどう答えるか』といった客観的視点も必要になってきます。何より自分が救いを求めているのですから、自然と前向きな解決法のためのカードを引くことになるでしょう。

私は、カード占いのセッションを通じて、ハッピーな気持ちになって欲しいので、カードの示す可能性から一番前向きな言葉を選びたいです。毎回完璧な配慮が出来てはいないかもしれませんが、一緒に悩み、一緒に前を向いていきたいと思いながらやっています。

半年の節目として…

で、冒頭に書いた今後の活動の在り方について。
上に書いた事は、今後の活動方針を考えていく過程で、自分の中で複雑に思いをめぐらしながら、どうつながったのかは上手く説明が出来ないけれど、軸としてつながった部分です。

初心者と経験者の活動日を分けてはどうか?という意見がでました。
私もやっていて、初心者の方へフォローをしたつもりではありましたが、迷いがあった部分ではあります。そう感じる気持ちも分からないではないし。

ただ、私としてはこのサークルは、グループレッスンではなく、どちらかというと大学の占いサークルというイメージなのです。いろんな人が集まるから、先輩も後輩もいて刺激し合えるから面白い感じ。
経験者のある種のマンネリ感には初心者のリーディングが斬新な刺激となるし、初心者は経験者のスムーズなリーディングは目標にも参考にもなるでしょう。

そして、長年やっている人が上手いことに対しては当たり前に賞賛されるべきです。スタート地点が違うだけ。今は拙くても、時間と努力は裏切らないので、数年後には自分がそうなっているはずでしょう。
周りに振り回されずにスキルアップをしたければ、個人レッスンの方がオーダーメイドで対応できます。こっちを選んだ方が話は早いです。

ジオマンシー(土占い)に『つながり(コンジャンクショ)』というシンボルがありますが、正にそのような場になりたいのです。
異質なもの同士が、一時ここでつながりを持ち、それをそれぞれの方向性に持ち帰って活かしていく、そんな“つながり”。段階が違ってもそれぞれの目的をもって参加して欲しいのです。

先に書いたような振り返りは、すごく大切なことでありながら、当たり前になってしまうとついつい疎かになってしまうことです。
でも、様々な段階の人が集まっていたからこそ、多様な問題が浮かび上がるし、全員が共有するべき大切な気づきが生まれました。
これは、正直言って、初心者とか経験者とか関係なく、必要な時期に必要なサインとして現れる気づきで、むしろ早い段階で意識出来ていれば損することは無いと思います。

私も、この半年間、自分としては入れ込み過ぎていたかもしれないという自覚はあります。
少しリフレッシュしてから、今後の事、もう少し考えていこうと思います。

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Penny Lane まゆみ
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