親しい人と距離を置くという決断
しばらく距離を置いてほしい。そんなことを言われた経験はあるだろうか。
恋人と別れる時、友人と喧嘩した時、そんなセリフが飛ぶことがある。
僕は最近それを人に言った。
それはあまりに身勝手なことであり、自分に嘘をついてのことだったのかもしれない。
僕は曖昧な関係を終わらせたかった
以前の記事で、僕は大学に入ってから起こった恋愛について書いた。今回の記事はその続きにあたる。
僕が振られてから、その子とはそれまで通りの関係を続けようと努力した。
その子は、ずっと授業では隣に座ってきたし、一緒にほぼ毎日帰っていた。
振られた理由は他に気になっている人がいたから。
その時に、僕は、これまで通り、友達でいたいと言われた。
僕は、すぐに、恋心なんて忘れるだろうと思っていた。
でもそれは過信だった。
しばらくしてから、僕はその子のことを諦められなくなっていた。
学期が変わるまで、その時点で残り1ヶ月半。
学期が変わったら、授業が被らない限り、接点がなくなることは自分が1番わかっていた。
自分でもどうしたらいいかわからなくなっていた。
もう一回告白するべきなのか、自分に嘘をつき続けてそっと終わらせるのか。
僕は1ヶ月間ずっと考えた。
それがストレスになっていた。
学期が終わる2週間前、僕は、その子にもう一回気持ちを伝えて、ダメだったら、距離を置くことを提案しようと決意した。
その夜、僕は1時間半の電話をした。
そんな長電話人生初だったけれども、僕はちゃんと言うことを言えたと思っている。
僕は距離を置きたい旨を伝えたら、嫌だと言われた。
でも、僕もほんとはそんなこと言いたくはなかった。
僕はその子に、君が言う友達が何なのかわからない。と伝えた。
実際そこが1番引っかかっていたんだと思う。
僕からすれば、告白をしてしまった以上、恋人のワンランク下の地位でしかなかった。
ちなみに、その時フラれた理由は、自分の好きな人の気持ちもよくわからなくて、中途半端な状態なのに付き合うのは失礼じゃないかと思うから。とのことだった。
今、この記事を書いているが、僕が電話をしたのが3日前の金曜日だ。
まだ、その子とはそれ以来会っていない。
今日、授業が被っているが、その時どうなるのか、僕にはわからないが、何もないことを願うばかりだ。
実際、僕も自分の寂しさを押し殺しての決断だ。
もし、僕が最初に告白をしなければ、夏休みに遊ぶ約束をしていたのかもしれない。