極端にならなくてもいいかなと思ってるけど私はオタクになりたい
私は「極端」になれない人間です。
なんていうのかな…「全部を平均的にこなす人間」と言いますか…「好き嫌いも少ないけど『私が好きなのはこれじゃー!!』っていう確固たるものがない人間」といった感じです。
そう感じ始めたのは中学〜高校生の時。
クラスでドラマの話になるとよくある「私は〇〇派!」という会話。当時は「花より男子」が流行ってたかと思うので「道明寺!」「花沢類!」などとみんな言っていた気がします。
その〇〇派が私はあまり決められなくて(笑)
強いていうなら松田翔太さんの役柄が好きだったけど「すごく好き!」「キャー!」っていう感じでもなく、そのまんまを伝えても「松田翔太のどこがいいの?」と聞かれるので「どこがいいって言われると…そこまで好きではない」と訳のわからんことを言っていました。
この思い出話は話の本質ではなく、とっかかりに過ぎないのですが
「何か1つのものが大好きで追っかけられる、語れる」
ってすっごい能力だと思うんです。
高校生の時
嵐大ファンの友達がいまして。
とある日その子の家に行って嵐のライブDVDを観よう、ということになりました。
私は嵐の番組などは好きで見ていたし、曲も聴いていたけれどライブを観に行ったことはなかったので「嵐の良さをもっと知るべし!」と招待してくれた気がします。
以前から彼女の嵐情報は聞いていて「すごいなあ、嵐のことならなんでも知っているなあ」と思ってはいましたが、このライブ鑑賞デーでさらに尊敬の念が高まることに。
計5時間ほどライブを見ていたと思うのですが、彼女は終始ハイテンションで。私との温度差を感じるとかそういうことではなく、私がつられてノリノリに踊ってしまうほど、周囲を巻きこむほどの熱量に感動したんです。
嵐のことを聞けばなんでも答えてくれるし、松潤推しだったのですがメンバー全員のことを温かく見守っている感じ。私は誰かと言えばニノが好きなので、ニノについて質問すると「実はニノ推しなんじゃないか!?」と思うほどの情報が出てくる。聞いているこっちまでもっとニノを好きになる。
そういう「好きなものを語れる分野」が私にはないな、ってこの時に感じまして。
秀でた得意教科も特になく。かといってめちゃくちゃ苦手な教科もなく。(数学は苦手だった、いやかなり嫌いだったか笑)平均的に満遍なくやるのが合ってる人間なのかもしれないなって。
「マツコの知らない世界」
という番組に出ている方々も本当に熱量がすごいですよね。(最近見てないな〜)
切り返しがうますぎるマツコさんも番組の見どころだと思いますが、私は毎回変わるゲストの方の熱量にいつも圧倒されていました。
文房具マニアの方の話とか、正直「こんなに家にペンいらないっしょ!」と思ってしまうけど「ペン1つをとってもこんなに書き心地が違う」「微妙な色合いの違いに悶える」などとその世界を1から10まで全力で楽しんでいる感じで。
そういう語れるものがある人って強いなあ、と日々思うのです。
(サカナくんもすごい)
同じ芸能系の話題で行くと
妻夫木聡さんが好きだけど、全部の出演作を見ているわけではない。
生田斗真さんも同じくらい好きだし、最近は坂口健太郎さんの演技もハマる。
でもやっぱり詳しくはない。
誰か突出して「大好きー!」「その人のこともっと知りたい!」ってなることがないんですよね…。私の意識の問題なのかな。
(念のため言っておくと夫のことは好きです。その辺は突出してます(笑)今回はそれとはまた違う話)
最近
「自分は極端な人間じゃないな」と痛感するきっかけになったのが、今やらせていただいているライター活動。
ベネッセさんが運営されている「サンキュ!STYLE」というページでライター活動をさせてもらっているのですが
書いてていつも思うのが「私はこういうやり方しています!」って書くけど「でもそうじゃない時もあります!」って付け加えたくなるなあ、ということ。
「トイレ掃除、ちょこっとずつやってます!」「でもやらない時の方が多いです!」
「お風呂掃除、鏡拭きます!」「でもサボります!」みたいな感じ。
本当なんです、サボってるんです。ちゃんとできる人間じゃないんです。徹底できないし、むしろ「ルールを決めすぎない、徹底しない」とあえて決めている人間なんです。(決めすぎると余計ストレスになるから)
徹底している人、その道を極めている人の方が説得力があるんじゃないかと思う時もあったのですが「そうなれない自分の本音を書いていこう」と今は開き直っています。
そうそう、「なるべくたくさんのモノを持たないようにしよう」と心がけているけれど、ミニマリストになろうとは思っていない、という話もしたかったんだった。(多分なれない)
もともと自分は所持品が多いタイプ。これまた語れるほどではないんですが、雑貨や食器が好きなので「必要最低限」だけではちょっと満足できない性格です。
食器も料理に合わせて変えたい!と思う時もあるし、洋服も天気や気分に応じて選びたい。直感重視だけど選ぶ楽しさも私には大事。
ミニマリストさん達の発信は参考になるものも多く、つい見てしまいますが「服を制服化して『選ぶ』という時間をミニマムに」というようなやり方は、多分自分には合っていないんだろうな〜と正直思っています。
(※ミニマリストさんを批判するつもりは全くもってありません!自分に合っているかどうか、の話です。)
でもでも、やっぱりモノが多いと管理も大変だし、煩雑になる。なるべく楽〜に整った生活を、と思っているので
・本当に使わないものは処分
・買いすぎない
・購入時は慎重に
などに気をつけて過ごすようにしています。
そしたらこの前、友人が家に来てくれた時「家、ものが少なくてスッキリしてるね」って言ってくれたんです!これがもうすっごく嬉しくて!
ミニマリストにはなれないけど、家に来た人に「モノが少ない」「スッキリしている」という印象を与えられたぞ〜〜!と大興奮、大満足。
もしかしたら自分を甘やかしていることになるかもしれないけれど、それでもいい。
「絶対にこうしなきゃいけない!」
「〇〇な人間にならないといけない」
「やると決めたら振り切らなきゃいけない」
ということはなくって。
・自分に合ったやり方でいいし、やり方が途中で変わってもいい
・極めていなくてもいい
・平均的な知識しかないけど、広い分野において興味を持てるのはむしろ長所かもしれない
などと、前向きに考えていきたいと思った次第です。
しか〜し
しかしそうは言ったけれども!言ったけれども!生き方全般においては多分極端にはなれないけれど!
やっぱり専門的知識を持っているヒトは強い!(笑)
私は〇〇オタクになりたい!!
パン好きで知られる女優の木南晴夏さん。(好きです)
「なんであんなにパンを食べていて太らないんだ?パンのために筋トレしてるのかな」と思うほど、パンを食べている方で本当に詳しい。
そういう趣味が広がって、雑誌でパンの連載をされていたり、パン特集には毎回ゲストとして呼ばれていたり…。
今後自分も描き手、書き手の道で少しでも頑張ろうと思うならば、そういう強みは欲しいなあ〜と思うんです。
なんだろう…。何オタクになれるかな。(なろうとしてなるもんでもないけど)
一番極端になれそうな「愛」が強いのは「食」に関すること。
本当に食べることが好きなんですよね…。幸せを感じます。だからいつもは適当料理ですが、料理全般嫌いじゃないし、頑張るときは気合いを入れて美味しいものを作りたい!と思う。
和菓子も大っ好きで、大学の頃「和菓子の絵本」を買って教育実習のクラスの子たちに和菓子の愛を語ったほど。
和菓子…いけるかな。「和菓子ソムリエ」という資格があるらしい。
食生活に関することも自分の生活に活かせそうだしいいなあ。
野菜に関することも学んでみたいなあ。
…学生の時はあんなに勉強したくなかったのに、時間が限られている大人になって勉強したくなるなんて。やっぱりそういうものなのか。
今は余裕ないけれど、ゆっくりとでもいいから何かオタクになれるもの、夢中になれるもの、ヒトに語ることができるものを探していきたいな。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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