いま、大切な手洗い習慣!正しく方法を身につけるためのアイデアって?
こんにちは、ぺんきち@Blabo!です。
共創コミュニティサイト「Blabo!」に投稿されたユーザーボイス、商品開発・サービスデザインのヒントを探っていく『Blabo!コラム』。今回のテーマは、新しい生活様式の中で大幅に関心が高まった「手洗い」について取り上げます。
■手洗い、習慣づけできてますか?
「手洗い」の大切さ自体は子どもの頃から教えられては来たものの、ここまで社会全体を巻き込んだ動きとして手洗いへの関心が高まったことは今までなかったのではないでしょうか。ドラッグストアなどでハンドソープや石鹸が品切れになっているという話も、近頃はよく耳にする気がします。
手洗いの方法については、厚生労働省や様々な団体などがWebやテレビ等のメディアを通じて発信していますね。また、SNS等では数多くの動画も拡散しており、皆さんもそういったものを何度も目にされたという方も多いことでしょう。
しかしながら、手洗いの正しい方法を身につけたり、それを毎回しっかり徹底するってなかなか難しいですよね‥。そこで今回は「正しい方法で手洗いを徹底するためのアイデア」をBlabo!ユーザー(※1)の皆さんから募集してみました!
ーーーーー
いま、大切な手洗い習慣!正しく方法を身につけるためのアイデアって?
https://bla.bo/boards/1526#plans
ーーーーー
■隅々まで洗えているか、手洗いを「可視化」
はじめにご紹介するのは、しっかりと手を洗えているのか洗い残しを可視化することで、洗い残しをなくすようにする、というアイデアです。子どもの頃に赤い薬剤で歯磨き指導を受けた記憶がアイデアのヒントになった方もいらっしゃったようですよ。
汚れが落ちていないのも、手洗いを忘れるのも、菌類やウイルスがみえないから明らかに汚れていない限り、気づけない場面も...と言うわけで歯科で使われているような汚れが落ちていないところに色がつく薬剤が試せるといいなと思います
昔、歯の磨き方を見るのにサフラニンテストと言って赤く染め、歯磨きの後にどのくらい残っているかをみて歯磨き指導されました。同じような色素で手を染め、どのくらい洗ったら落ちるか自分で確認、時間に合わせて好きな音楽をチョイス、アプリでカウントしたり企業とコラボでプレゼントがもらえたら楽しいですね
<どうしても手洗いしたくなるトラップ>玄関の外の取っ手(ノブ)を握ると手がレインボーになっちゃってもうコレは洗わないとダメだあ〜と洗面所へ直行、洗い始めて30秒後一生懸命洗うとウソみたいに・・でも適当だとレッドだけが残って家族のみんなに「ちゃんと洗えてないネ!」と言われて何回か繰り返すうちに完璧になって習慣化する
歯を赤く染めていたアレはサフラニンテストと言うのですね、知りませんでした‥。同様のアイデアはいくつか多く寄せられており、やはり可視化することで洗えていない個所を認識して習慣化するというアプローチは有効と考える人は多いようですね。
また、家に入る際に触らざるを得ない玄関のドアノブにトラップを仕掛けるという3つめのアイデアは、とても斬新ですよね。電気のスイッチなど、家の中の他の場所に触らないよう工夫が必要ですが、そもそもウイルスを拡散させないように手洗いするまでは家の中のどこも触らない!という強い意志も身に着くかもしれません‥。
■時間をかけて洗えたことをサインでお知らせ
ハンドソープや石鹸が何かしらの変化をすることで、手洗いを十分にできたというサインを知らせてくれる、というアイデアです。実現には技術的な課題もあるかもしれませんが、無意識のうちにしっかり手洗いできるようになるとしたら、これは助かりますよね。
フローラル系・シトラス系・グリーン系など、好みのソープの香りがありますが、あえて 無臭(最初は)のハンドソープはいかがでしょうか。最低30秒、隅々までしっかり洗う間に、徐々に香りが漂ってきます。洗い終わる頃には、好みの香りで満たされます。無臭が好みなら(調理前など)逆に香りが消えていくのも面白そうです
泡ソープの入れ物をワンプッシュすると、適量の石けんがでます。その時に、色々な楽しめる曲が鳴って、それがなり終わるまで、手を洗うというのはどうでしょうか?そんな、アイテムがあれば、子供も喜んで洗うかも(笑)
泡立てれば泡立てるほど色が変わる。黒→白に変わったら(あまり清潔感にないですが例えば…)清潔になった証拠です。洗った後もしっとり感が残る石鹸があると嬉しいです
子どもの時、はじけるキャンディというのがあり、食感を楽しみました。それを手への感覚にしたらどうでしょうか?一定の時間パチパチやシュワシュワする、パチパチしなくなったら洗い流しのサイン。子供にもわかりやすいと思います
嗅覚(香り)・聴覚(音)・視覚(色)・触覚(触感)と、五感のうち味覚を除く4つが見事に出揃いました(手洗いで味覚はさすがに考えにくいですね‥)。また、複数の方が言及されていますが、子どもにとって楽しい・わかりやすい、という点も重要なポイントと言えそうです。手洗い習慣の必要性を理解するのがより難しい子どもだからこそ、感覚に働きかけて習慣化していく工夫は価値がありそうですよね。
■ゲーム要素を取り入れて楽しく
どうせ取り組むなら楽しく‥という考えで、ゲーム要素を取り入れたアイデアもいくつか寄せられました。先ほどの五感(のどれか)で分かるサインと組み合わせられたら、日々の手洗いをより楽しく実践できるようになるかもしれませんね。
たまごっちのような首にかけられる手洗い専用音声タイマーがあると楽しいと思います。スタートボタンを押してから手を洗うと音声や音楽が流れ終了。終わると褒めてくれて育成でき、バージョンアップなどの楽しい機能が付いていると良いと思います
家族専用でチェックシートを作れば忘れないでしょう。商業施設のトイレ掃除みたいに、何時に誰が掃除した、みたいにすれば、何時に家族の誰が手を洗い、忘れる事もなく正しい方法を身につけられると思う。例えば、30秒洗った◎、爪の中もこすった◎、次使う人がすぐに洗えるように使った人が整理整頓できた◎など
ソープディスペンサーを使うとポイントが貯まるというシステムで、家族全員でやってみよう!というモチベーションがアップして、手洗いが習慣化できるかなと思います。家族みんなでポイ活ができて、貯まったポイントはキャッシュレスのコイン、液体ソープの詰替などに交換できる選択肢があれば
■強制的にでもきっかけをつくる
正しい方法を身につける前に、そもそも習慣づけが必要!という思う方も多いのでは‥。続いてご紹介するアイデアは「半ば無理やりにでも、手洗い習慣をつけさせるためのもの」とも呼べそうです。
コンタクトレンズを使っているので、帰宅するとすぐ手を洗いレンズを外しレンズを洗う。そこがセットになっているので手を洗わないということが無いし、綺麗に丁寧に手を洗う。誰でもセットというのは難しいかもしれないですが、他の何か手を洗う動機、きっかけとなるものがあればよいのでは
シートベルトのアラート音のように、家に入ったら手を洗い終わるまでずっと、「手を洗いましょう」とアラートが鳴れば、うるさいので洗わざるを得ないかと思いました(スマートロックと水道をIoTで連携させる必要がありますが)
<水と共にハンドソープが一緒に出てくる水道>一定時間が経過するまでは水と共にハンドソープが一緒に出てきます。一定時間経たない間は、すすごうにもすすげないのです。いわゆるひとつの「無限シャンプー」状態。つまり、一定時間は強制的に手を洗わざるを得ないのです。拘束されてしまうのであれば、時間を潰すために細かいところまで念入りに手を洗うようになるでしょう
■手洗いのためのいろいろなアイデア!まとめてみると‥
「正しい方法で手洗いを徹底する」ことを目的とした、Blabo!ユーザーのアイデアをここまでいくつかご紹介しました。これらの内容を見ていくと、次のように大きく3つの要素にまとめることができそうに思えます。
これらの組み合わせることで、手洗いを習慣として徹底し正しい方法を身につける”最強”の方法を生み出すことができるかもしれません。
そこで、Blabo!ユーザーの皆さんのアイデアを”いいとこ取り”して、こんなアイデアにまとめてみました。(皆さんありがとうございます!)
<手洗い習慣の習得に特化した洗面台>
①IoT連動しており玄関ドアを閉じたら音楽がスタート。一定時間手洗いをしたら音が止まる仕組み。音楽は手洗いをリズミカルにできるような種類のものに。
②また、水道の横には石鹸ともうひとつのノズルが付いている。色付きの液体が入っており、まずそれを手に取り伸ばしてから、それを落とすように洗うことで洗い残しをなくす。
③さらに顔認証機能も搭載。家族の誰が何回洗ったか計測できるので、競い合うもよし、表彰制にするもよし、家族で自由に楽しめるように。
「洗面台」や「IoT」といった住宅設備自体に仕掛けを設けるアイデアなので、ちょっと大袈裟に見えるかもしれません。
ただ、今回高まった「手洗い」への関心は一過性のものではなく、私たちの新しい習慣としてずっと続いていく可能性があるし、むしろずっと続けていくべきものとも言えます。だからこそ、家と一体化させた仕組み(設備)として取り入れても良いのではないかと考えて、このようなアイデアに仕上げてみました。
ご興味のある住宅設備メーカーさんは、ぜひBlabo!までご一報ください。お待ちしております(笑)
「Blabo!」では常に様々なテーマのお題を公開しており、ユーザーボイスの募集だけでなく、ユーザーとの対話を通じたアイデア創発支援などのプロジェクトを行っています。
また現在、このご時世ならではの新しい価値観やライフスタイルをユーザーと一緒に模索する「みんなのニューノーマルを創っていこう!2020」というプロジェクトを展開しています。「新しい生活様式」を前提に過ごす日々において、「前向きで豊かな新しいライフスタイル」を生み出していくためのアイデアや工夫について、お題を通じて語り合うというものです。
ご興味のある方はぜひお気軽にご参加ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※本コラムで紹介したユーザーボイスは、できるだけそのままご紹介していますが、一部で抜粋や文言修正などを行っています。また、これらの著作権はすべて株式会社Blaboに帰属します
※今回のお題に対するユーザーボイスは下記のサイトにて見ることができます
https://bla.bo/boards/1526
※1)ユーザー:Blabo!に登録している生活者の皆様
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?