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なぜ包茎矯正用の下着を作ろうと思ったのか?(いつその時が来ても良いように編)

時は2022年8月

20年近いキャリアで転職を6回、その間に子供は3人産まれ、年収(年俸)は1,000万円は超えていたが、子供はNPOの学校に通っているため、ミニバンを買い替える余裕は無かった(今も無い。とても欲しい車はある。)。
大学は経営学部を卒業し、いつか経営者になりたいと言う漠然とした思いはあった。

MZDAO

「前澤友作のお金配り」で500円を2回ゲットした。(実践マーケティングを学んだ今思えば、僕のLINEアカウントが500円でリストとして取られた。)しばらくして、宇宙旅行から帰ってきた前澤友作氏がMZDAOと言うコミュニティを立ち上げ、月額会費が500円だったのは偶然ではない。
MZDAOでは起業家を育てるとか、スタートアップに投資するとか、最初は方向性は決まっていなかった。MZDAOでサポートしてくれるなら、起業したいと言う思いはあった。
元々アナウンスされた進め方からだいぶ遅れたり、地方の有名なお土産をネット販売するとか、前澤友作氏の考えが二転三転した後で、支援候補となる起業家やスタートアップの公募が始まることになった。

俺にはアレしかない

MZDAOでの応募にあたり、自分で起業するなら、どんなビジネスが良いのかを風呂に浸かりながら考えた。
1)2番煎じの方がうまく行き易い(リスクが低い)が、何をするか?
  料理はできない。飲食店は無理。
  農業とか鮮度命の物はリスクが高い。
 →マネできそうなビジネスが思い当たらない。

2)上手くマネできないなら、何かを作りだすしかない。
  形の無い無形商品は苦手。ITは使う側。
  (新卒の就職活動でも無形のサービスには力が入らなかった。)
  かさ張る物や大きいものは、輸送費や倉庫費が高くなるので、
  小さくて軽い物、長期間常温で保管できる物の方がリスクが低い。  
  副業でできる簡単な物が良い。作るのは外注でもできるはず。
 →ネット販売(物販)が一番良いか。ヤフオクは昔良くやってたし。
  商品は以前一度やり掛けた、アレしかないか。他にないよね?

昔取ったアレ

少し戻って、2015年の正月休みに千葉の南房総に旅行に行った。子供2人が寝た後、テレビを見ることもできず暇だったので、日ごろストレスの溜まる悩みの解決方法が無いのか、どうしたら解決できるのかを不慣れながら絵を書いてみた。

これがペニレブの始まり

他の人がどうなのか知らないが、僕は亀頭に皮が被るとイラっとする。
足を引っ張られたり、邪魔されている気分になる。
なので、当時は包茎矯正用のシリコンリングを付ける日が多かった。座りながら足を上げたりする運転姿勢では被ることが多く、特に旅行中にイラっとしたくないので、シリコンリングを装着してから旅行に行くことが多かった。
しかし、ドクターフィモシスのようなシリコンリングでも万能ではなく、リング自体が亀頭に被ったり、リングがペニスから外れたりすることも多い。
運転中は緊張すると亀頭が縮んだりして、機能しないことも多い。
外れないリングはなぜ売っていないのか?
リングを固定するとしたら、どうすれば良いのか?

その晩、それをホテルの部屋で絵に書いたのである。

作ってみた

絵に書いた餅では困りごとの解決にならないので、自分が使う用に作りたい!しかし、何をどうやって作るのか。シリコンは自分で作れない。
敏感な部分に当たっても痛くない素材、勃起した時に伸びる素材、サイズ的には、指より少し大きいぐらい。そんなのあるか?
指に巻くようなもの、どこに売っている?
妻の買い物ついでに行ったドラッグストアにありました、包帯。かさねて巻くだけでくっつく包帯。こんなのあるのね。これならテープ留めとか縫製とかいらないし、作るのも簡単そう。

写真上が「かさねて巻くだけでくっつく包帯。」

くっつく包帯だけだと伸びたまま戻りが弱い気がしたので、伸びる包帯を切って、芯にして、くっつく包帯を海苔巻きみたいに巻いて、端をくっつけました。リングの完成。
できあがった試作品のリング(とストラップ)が下の写真。

当時のレシピからの再現です。

ペニレブで言うストラップの部分は、ゴムを折り返して、スナップボタンで固定。そのストラップと上述の芯材入りのリングを、細く切ったくっつく包帯でグルグル巻きにして固定。これを市販の下着にスナップボタンを付けて完成。

元々のペニレブのコンセプト

この下着が赤と黒だった(これを中国の工場に送って、ペニレブ用のサンプルのベースになった)ので、クラウドファンディング第一弾は、赤と黒のカバーの下着になりました。
これを当時履いてみたところ、思っていたよりだいぶ良かった。と言うか、これで良いじゃん!十分!と言う感じ。
くっつく包帯は少し凸凹あるけど、痛くなるほどではない。

改良したい!

1つ問題なのは、この赤と黒の市販の下着は、モッコリさせるようにカバーの部分が小さい。金具のボタンで留めると、ズボンによってはペニスが前から押されて、リングから外れてしまうことがある。ペニスとタマを出すように穴は少し大きくしたいし、位置はもっと下に下げたい。
カバーを大きくしたいけど、縫ってあるから取りたくないし、自分で作ってみるか。

ゼロからの試作品

手芸屋さんに行ったけど、下着用の生地なんて売ってない。とりあえず形が見たいだけだから、何でも良いかと、慣れないミシンで縫いました!
腰ゴムを通して穿けるようにはしてみて。
穴の位置は良い。カバーの大きさも良さそう。
ただし、スナップボタンがペニスの先端側に引っ張られる(連いて行っちゃう)ので、包茎矯正にならない。市販品に付いているあの黒い輪っかの部分は必要そうだ。

頓挫

納得の行く、パーフェクトな物にならず。
この後転職して忙しくなり、とりあえず市販品ベースの物をカバーを片方だけ留めるとかして履けば良いか!。
自分が悩んでいるんだから、誰か思い付いて、その内世に出てくるはず!と思ってそれ以上の改善はせずに一旦終了。

起業するのか、しないのか。どっちなんだい!

途中が長くなりましたが、話は戻って、MZDAOの話。
起業家やスタートアップの公募が始まり、応募した。
何のことはなく、落選した。
既に事業をしている株式会社で、将来M&Aや売却を考えている会社を支援すると言う方針で10社選んだとか。そもそも僕は起業していないし。
100万円配る時みたいに、これから何かをしようとする人を応援して欲しかった。消化不良。
あんな進め方がメチャクチャ(時間稼ぎ?)に見える前澤友作氏でも成功したのだから、自分がやっても少しは成功するのではないか?
(MZDAOの会員数20万人(当時)×500円/月で1億円/月の収入!)
本当に「少しだけ成功する」可能性は無いのか?と思った。
詳しい人の意見が欲しかった。

ビジネスコーチから言われた一言

子供の学校の保護者にエグゼクティブコーチの森さんと言う女性がいる。
「起業してみたいけど、どう思います?」と聞いてみた。
「成功するかしないかは、やってみないと分からない。成功のレベルも人それぞれ違う。自分の意思に従うのが良い。人生は一度きり。自分(森さん)も経営者である。やって後悔するのと、やらないで後悔するのと、どっちが良いか?」と言う主旨のお話だった。
「やるしかない。(死ぬ間際に後悔したくないから)」
個人事業主でも特許など必要な部分は、”ココナラ”で他の人の手を借りることもできる。とアドバイスを頂いた。
成功するか、しないかは分からないけど、市販までは持って行けそうな気がした。聞いて良かった。

今日は報道ステーション見られず。。。
長文をお読み頂き、ありがとうございます!
また次のテーマで!

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