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半島ヒストリーを辿る!尾崎神社の歴史【尾崎半島】

みなさま、こんにちは!釜石の尾崎・箱崎半島です。

前回の記事でも紹介しましたが、三陸は半島の宝庫。
リアス式地形のため、市内にはいくつも突出した地形が。
(前回記事を参照ください!)

そんな中でも、今回は尾崎半島にある尾崎神社をご紹介します。
遡ること、なんと、日本書紀や古事記の時代・・・・
※諸説あり。

【古代英雄・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀る神社】

日本史上でも最古と言われる英雄、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
その歴史は、日本書紀や古事記にも残されており、地方の反乱や争いを鎮めた伝説の人物として伝えられています。

全国を渡り歩いた彼がやって来た場所の中でも最北端の最終地点と言われているのが、なんと尾崎半島でした。

この地を訪れた証拠として、彼は鉄剣を半島の中心部に建てていきます。
その剣がこの神社のご神体として祀られたのが、尾崎神社の誕生のきっかけです。

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【4つの神社から成り立つ尾崎神社】

この尾崎神社は、「本宮」「奥宮」「奥の院」「里宮」の4つの神社から成り立っています。

尾崎半島にあるのは、本宮・奥宮・奥の院の3つ。里宮は少し離れた場所にあります。
半島の本宮は、半島の小高い山の上に建てられました。

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本宮の鐘つき。「大漁満足」「安全航海」とあるように、海上安全の神として信仰を集めています。
尾崎神社のある尾崎白浜地区を始め、半島には多くの漁師がいるため、地域の人が清掃活動を行なっていることも。

また、この本宮がある、尾崎白浜地区を過ぎて、山と峠を2〜3個越えた先にあるのが、奥宮と奥の院です。

本宮とは違い、人が訪れることの少ないこの二つの神社。徒歩で向かうことよりも、地元の人が船で神社へ訪れるのだそうです。
半島の神社ならではの、移動方法ですね!

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奥宮です。左右、右奥には鉄剣の像が建てられています。
この、杉林の中に佇んでいる様子が、神聖な場所であることが伺えます。

この奥宮ができたのは、1220年、800年も前!

鎌倉時代、源頼基という人物が伊豆より流れ住み、この三陸の地で名君として有名だった侍が祀られています。

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さらに、この奥宮からさらに山を一つ越えたあたりにあるのが、奥の院
先ほど紹介した、神社のご神体でもある日本武尊の鉄剣がこの囲いの中にあります。

一方で、里宮はこの半島から離れた釜石港近くにあります。

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祭りの際に、半島から町の中心部に移動してきたご神体がお休みされる場所として作られたのが始まりです。その後、拝殿として人々は参拝するようになりました。

【ご神体は船で移動する!?年に一度の釜石まつり】

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釜石まつりは、毎年10月第3週の金・土・日に開催されます。
この、尾崎神社に加えて、釜石製鉄所の守護神社の二つの神社の祭典として、1967年から合同のお祭りが行われてきました。

御神輿や虎舞、神楽などのパレードが全日開催される他、メインで行われるのが、曳き舟まつりです。

これは、年に一度、尾崎半島の方の本宮から、ご神体を里宮へ奉遷する行事で、船を使って行われます。

ご神体の他、多くの船が虎舞や神楽を乗せ、大漁旗をなびかせながら、釜石港へと向かいます。

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上の写真は、到着地点の様子。港近くには、ご神体をお迎えするために、たくさんの人が待っています。

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中日に開催されるこの曳き舟まつりの他、街中では虎舞や神輿のパレードが行われ、盛大に神様をお迎えし、盛り上がるのです。


いかがでしたでしょうか?
全国にある半島は、実は歴史ある地ばかり。
尾崎半島を訪れるなら、この釜石まつりのタイミングがベストシーズンかもしれません。


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この二つの半島といえば、、、

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