スキルの掛け算で希少価値が飛躍的に上がるとは限らない
時々、1/100のスキルを2つ持っていれば1/10000の価値の人材になれるという話を聞くがその話を聞くたびに指摘したいと感じていた。
確かに1/10000の価値の人材になれる人もいるかも知れないが、数学的や現実的にそんなに単純ではない。
独立性の話である。
確かに持っているスキル2つの関係性が違えば違うほど1/10000の人材には近づく一方で、近ければ近いほど1/100の人材でしかない
例えば、買い物できること、節約できることの2つの掛け算で考える。
1/100の価値で買い物ができるとはなんだかわからないが、
買い物ができるということは持っているお金の制約の中で欲しいものを買うことができるということである。
一方節約できるということは、持っているものの残量に注意して欲しいものの中から必要最低限のもののみを選択することである。
でも両者に共通するスキルはないだろうか。自分が持っているのもと欲しいものを認識するという点で共通してはいないだろうか。
この共通部分が大きければ大きいほど1/100の人材でしかない。逆に共通部分が小さければ小さいほど1/10000の人材に近づく。
希少性を主張する場合は、スキルという変数の関係性に注意して話をする必要がある。
これを読んだ方は、スキルの掛け算の話題がでる度にこの話をしたくなったに違いない。
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