4.夫の日常と妻のハンドメイド!
【今週の夫の日常日記】
サラリーマンをしていると、平日は家と会社の往復で1日が終わってしまうことが多いです。
コロナ渦ということもあり、特にここ数ヶ月は飲み会もなければ会社行事もありません。(これらはこのまま無くなって構わないのですが。)
皆さんもそうかもしれませんが、日々に凹凸を感じにくくなってしまいます。
ただでさえ、昨日と同じような今日、今日と同じような明日です。ぼーっと生きていると、心に迷いばかり生じてしまいます。
でもそんな日々にもグラデーションのような変化があります。そのグラデーションを探したり、意識的にグラデーションを濃くすることは、日々の小さな楽しみに繋がると思っています。
例えば、ワイシャツの柄を変えてみたり、新しい靴下を履いてみたり、自分にしかわからないグラデーションのような変化を、意識的に起こしてみると、少し楽しい気持ちになります。
さて、そんな中で今週は、他人にもわかるであろう変化を能動的に起こしてみました!
なんと、妻に髪を切ってもらったのです!!
といっても、今に始まった話ではなく、ここ1年くらいは月に1回、妻に散髪してもらっています。
以前は千円の散髪屋さんに行っていたのですが、妻が僕の髪を切りたいというので、習慣化しました。(妻は美容師ではなく、素人です。)
月千円とはいえ、年間1万2千円の節約です!
毛量の多い僕にとって、髪を切るのは一世一代の大イベント!
多感な少年少女が、前髪の長さを一ミリ単位で拘るかのように、僕も手塩にかけて伸ばした髪に一本一本愛着が湧いているわけで、ありますっ!
そんな気持ちを余所に、妻はシザーハンズが如く、ジョキジョキと躊躇なくハサミを僕の髪に入れ、時折「あ、やべっ」「間違えちゃった、、」など、最大限に不安を掻き立てる言葉を僕の耳にお届けしながら、それでもなお、笑顔で髪を切り続けるのです。
30分ほど経つと、「できたっ!」とわんぱくな声が小さな部屋に響きました。
「ちょっと失敗したけど、うまく切れたよ!」
妻は僕の髪を切るとき、いつも、ちょっと、失敗します。
とはいえ、鏡の前に現れたのは、わんぱくサッカー少年のような(割と爽やかな)髪型をした僕でした。ふむふむ、悪くないじゃないの。
そうして僕は心からの「ありがとう!」を妻に伝えることが出来ました。
髪を切ることは、他人にもわかる自分の変化です。日々に凹凸ができ、気分も晴れやかになります。
翌朝、いつもより時間をかけて整髪料で髪の毛を整え、颯爽と出社しました。
ーーーーせっせっとお仕事ーーーーー
着実に仕事をこなして帰宅した僕に、妻からの第一声です。
「綺麗な襟足だね、って言われた??」
妻には「髪切った?」「いいねっ!」なんて言葉は当然かけられているであろうという確信めいた思いがあります。
そんな中、僕は妻と目を合わせることなく、俯き加減で首をゆっくり横に振りました。
ママに買ってもらったオモチャを壊してしまった子供のように、どんよりとしたオーラを纏ってしまっていました。
「誰も、髪切ったことに、触れてくれなかった、、」
妻は、目に悲しみの色を浮かべ、それでもなお、優しく僕を抱きしめてくれました。
社会とは厳しいものです。
日々に凹凸の変化をもたらすことは、思ったより、難しいかもしれません。
【今週のハンドメイド紹介】
アビーロードを彷彿とさせる近衛兵ペンギンのクラッチバックです!
カラフルな色合いで、とても可愛いです!
お買い求めはこちらまで!
では皆さま、体調にはくれぐれもお気をつけて。