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【プラモデル制作記】ハセガワ1/72 隼2型 その4(最終回)
ついに完成しました、中島キ43一式戦闘機「隼」2型です!!
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大戦末期のゼロ戦の塗装のせいか、緑一色のイメージが強い日本軍機ですが、陸軍機は独自の戦隊マークが描かれていたり、海軍機は部隊ごとに帯の色が違ったりとけっこうバリエーション豊富です。
特に陸軍機は無塗装銀をベースに戦隊や配備地、用途ごとに違う塗装を見ることができるため、写真や文献に残されていないカラーデザインがまだまだあるかもしれません。
特に二式戦闘機「鍾馗」や三式戦闘機「飛燕」の派手なこと。どっちも積んであるのでこちらも作らないといけませんね。
さて、今回モチーフに選んだのは台湾に拠点を置いていた時期の飛行第20戦隊の「青い隼」です。
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20戦隊は終戦まで隼を使い続けた部隊の一つです。
現代でも航空自衛隊のF-2戦闘機に海での視認性を下げる洋上迷彩が施されていますが、20戦隊の隼2型も同じように台湾周辺海域での行動を意識して青色の塗装にしたと見られています。
南西諸島の防衛の最前線に配備されたこともあり、激しい防空戦闘や特攻隊の援護などで機材の多くの失っています。
ところで1945年には3型に機種改編していますが、塗装は青色のままだったのでしょうか。気になる所です。
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上面塗装、識別帯、戦隊マークはアクリルガッシュで、キャノピーやプロペラはエナメル塗料で描きました。
アクリルガッシュによる筆塗りは初挑戦。どんなものかと不安でしたが、良い感じに仕上がって嬉しいです。失敗しても水で拭き取れるのが楽ですね。
何より隠ぺい力が他の塗料とは段違いです。
時間がある時にサクッと組み上がる良いキットでした。
さて次は何を組み立てましょうか。
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