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2020年12月の長いメモ。ペンギン酒店が最近やっていること。

鹿児島市の騎射場で居酒屋『ペンギン酒店』を夫婦でやっています。ちなみにペンギン酒店は、こんなお店です。

ちょっとした空き時間ができたので、ペンギン酒店が最近やっていること、考えていることをメモ代わりに書いていきます。

そもそもなぜこれを書こうと思ったか。

2020年9月と10月、そして11月の前半まではぼくらのお店があるエリアの飲食店はみなさん前年比を超えているところが多かったように思います。
鹿児島市の繁華街からすこし離れていること、住宅街が近くにあることなどが要因だと思われます。
しかし11月の後半からは徐々に予約が減少し、12月に入ってもその状況は変わりません。

ただ、今の状況について誤解を恐れずに言うのならば、
ひまなのは自分たちだけのせいじゃない。

コロナの前であれば、ひまになってしまった原因を自分たちだけに求め、そこからいろいろと改善ポイントを見つけて、実行していくという方法をとっていました。

しかし、今回はそうじゃない。
となると、打ち手も変わって当然だと考えました。

今回思いついた打ち手を大きく分けると2つ。
・コロナの最中でもお店を使ってもらうためにとる打ち手と、
・「コロナがあけたらお店に行きたい」と思ってもらうためにとる打ち手です。

コロナの最中でもお店を使ってもらうためにとる打ち手

・来てくださったお客さまには、具体的に理由をつけて、感謝の気持ちをサービスで表現する。

まず、今の状況でも来てくださるお客さまには最大級の感謝を具体的に伝えたいと思いました。
来店でも、テイクアウトでも、ちょっとしたサービスをして「ありがとうございます!」というぼくたちの気持ちを伝えています。
コロナ前でもやっていたつもりでしたが、実際いそがしさを言い訳にして出来てなかったんだなと実感しています。
ひとつだけ大切にしているのは、サービスをする理由です。

・平日なのにきてくれた。早い時間に来てくれた。遅くにちょこっと来てくれた。雨なのにきてくれた、寒いのにきてくれた。
→注文した料理が出る前にちょっとした一品を。もしくは食事が終わったときにちょっとしたデザートを。
・お酒を注いだ残りがちょっとしかなかった。
→残りをなみなみまで注いであげる。もしくはボトルごと置いて好きなタイミングで飲んでもらう。

など。理由はなんでもいいのですが、理由があることが大切です。
サービスをされた側にたって考えると「これ、サービスです」と言われた時に「なんで?」という疑問がまず出てくる人もいると思います。
(ちなみにぼく自身はサービスに理由を求めず、単純によろこぶ人間です)
ですが理由があると、サービスに対する納得感が出てくると同時にうれしさも増幅します。

もちろん誰にでもサービスするわけじゃありません。あなたにだけですよという姿勢は崩しません♪

・お店に来られないお客さまの「来られない原因」を考えて具体的な対策を試してみる。

次に今の状況だと来たくても来られないというお客さまのことを考えました。
三密になってしまう状況を作らないように席間隔もあけて、換気もして、対策をしていますが、それでも不安が残る方はたくさんいらっしゃいます。「個室はありますか?」という問い合わせもけっこういただきます。

現状で個室を作ることはできませんが、今現在稼働していない昼間の時間を使って、さらにゆったり座ってもらったり、貸切にすることならできるかもと考えました。

実際コロナ前はちいさなお子さんたちを連れたパパママ会で使っていただいたり、会社やイベント主催したグループで打ち上げに使っていただいたりもしていました。

なので、2021年の1月から、まずは土日祝限定で予約のみの昼飲みプランをやることにしました。少人数の集まりでも大歓迎です。ぜひぜひ使っていただけると嬉しいです♪

・テイクアウトの商品を、シーンに合わせて提案して、発信する。

現在やっているテイクアウトメニューはこちら。基本は1000円。大人2,3人で分けてちょうどいいボリュームですよ、とお客さまにも伝えています。

で今回お客さまのリクエストではじめたのが、「取り分けいらずのオードブル」です。テイクアウトでよくあるオードブルの盛り合わせをひとりずつの個別包装にしたものです。オフィスでの打ち上げで使いたいというオーダーでいただきましたが、これって1人飲みの需要にも対応できるんじゃないかなーと。決しておなかいっぱいになることはない、おつまみセットという感じです。

あと、今回はじめてテイクアウトのイベントに出店することにしました。かごしまテイクアウトキッチンというリビングかごしまさんが主催するイベントです。事前ネット予約と決済→予約数のみ調理→当日ドライブスルーで受け渡しというなかなか現代的なイベント。

はじめての方も多いと思って、お店でやってる人気メニューを盛り合わせました。せっかくなので、注文してくれた方にはこっそりラブレターでも入れておこうと思っています。

「コロナがあけたらお店に行きたい」と思ってもらうためにとる打ち手

・お店の基本姿勢をもう一度ちゃんと伝える

僕たちがどんなお店を作りたいと思っているのかを、2020年の1月に投稿した記事。この記事を再度、各SNSで投稿しなおしました。

twitterとInstagramだけじゃなく、Facebook、note、Googleマイビジネスにもあらためて掲載し直しました。

・お店の外観を整えて、店の前を通る人たちにアピールする。

お店の前を通る人たちの気持ちになって、外観を見直してみました。まず手をつけたのが「のぼり」です。ペンギン酒店のお客さまからよく言われるのが、

「鹿児島には日本酒を置いているお店があんまりないよね」

ということ。実際そんなことないと思うのですが、ポイントは日本酒を置いているということが伝わっていないということ。

であれば、日本酒あります的なのぼりを出しておけば道行く日本酒好きの人たちの目にとまるはず。近所の日本酒大好きオーナーさんたちとチームを組んでこんなのぼりを作りました。

亀崎染工さんが、のぼり制作初心者のぼくを色々と助けてくださったおかげでスピーディーに完成までもってこれました。
この「のぼり」を店頭に掲げて「日本酒ありますよー!」とアピールしていきます!

・とにかくネットに記事をあげまくる。

具体的に書くと、まずはSNS。
上げたい写真や記事をまずはInstagramにアップします。
その時にFacebookページとも連動させておきます。
写真や記事をコピーしてGoogleマイビジネスのページの最新情報も同じように更新します。
写真だけをInstagramストーリーズにアップします。
さらに記事を短くするか、分割してTwitterを更新します。

最近は慣れてきていて、この更新すべてを30分くらいで出来るようになってきました。

さらにInstagramの別アカウントを作り、2014年から2015年までの1年間で、ぼくらが新婚旅行でいった世界一周の写真を上げはじめました。
ペンギン酒店に来てくれる人たちに見てもらって話の種を作るためです。
ぼくらの振り返りと写真整理のためでもあります。。。

あと友人に誘ってもらって、こういう連載記事を書かせてもらえることになりました。お酒と映画についての記事です。

いろいろ調べて書くのってめっちゃ勉強になります。そのうちお店の手書きポップにも活かせればいいなー。

なかなか長くなってしまいましたので、タイトルを『メモ』→『長いメモ』に変更しました。

2020年、みなさまほんとうにおつかれさまでした!
よいお年をおむかえください!

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ペンギン酒店 ろくちゃん(居酒屋店主)
子育てしてる大人たちが心からリフレッシュできる飲食店を作っていきたいと思っています。応援してくれたらとってもうれしいです。